第二話
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て返事はない。しかし・・・
「ご安心くださいスタイリッシュ様!」
「我らは将棋で言えば金や銀!必ずお守りします!」
目がでかい男と鼻がでかい男の一言で、まあ間違いないだろうと確信する。
そうでなくとも、スタイリッシュと言うのは帝具パーフェクターの使い手だろうから、殺すんだけど。こいつは奴隷商人たちにも薬を回していて、それのせいで苦しんでいる人たちがいる。
つまり、こいつは俺の知り合いの仇とも言えるからな・・・ここで殺す。
「こうなったらもう・・・腹をくくってえ!」
と、そんなことを考えていたらスタイリッシュは液体の入っている注射器を取り出していた。・・・下手に動くのは危険、かもしれないな。
「切り札その2危険種イッパツ!!これしかないようね!!」
そして、スタイリッシュは自分自身にそれを注射し・・・一気に膨れ上がった。
えっ・・・
「きたきたきたあああ!これぞ究極のスタイリッシュ!!」
え、えー・・・
「私自らが危険種となることでえぇぇぇ!!お前達全員を吹き飛ばす!!」
「おお、美しい・・・!」
「さすがはスタイリッシュ様・・・!」
いやいやいや、あれはない。普通にキモい。肉だるまじゃん、あれ。
とかそんなことを考えていたらスタイリッシュが目男と鼻男を掴みあげ・・・
「貴方達は私の貴重な栄養よ!一つになりましょおおおお!」
胸の部分に現れた口で、二人を食った。それに伴ってその体は大きくなり、良く分からない装備も追加される。
「女なんて本当は食べたくないんだけど・・・仕方ないわね!」
と、そこでスタイリッシュは残りの一人・・・耳のでかいやつに対しても手を伸ばしたので・・・とりあえず、その腕を斬り落とす。
「えっ・・・」
「あー、そこの耳女。逃げようとか考えるなよ」
後ろで驚いたような声をあげているが、無視してスタイリッシュの方を視る。
腕を斬り落とされた際には悲鳴を上げたが、今はどうにか流れる血を止めようとしている。『自らが危険種となる』とか言ってたし、血を止める手段か傷口をふさぐ効果があったのかもしれないが・・・
「血が止まらないですって!?」
「悪いな、俺の帝具で斬られた傷は俺の帝具が無事である限り治らない」
大きな代償の代わりにものすごい力を持つのが俺の帝具だ。これくらいの効果はもうデフォルトで存在している。
「さて、二人食った程度ならちょっとでかいくらいで収まるし、斬れないほどでもないみたいだな・・・このまま、ここで死ね」
俺は左右の手で手刀を形作って構え、スタイリッシュを真正面から睨みつける。そして・・・
「死ぬのは貴方よ、帝具使い!」
片腕だけでありながらこちらに向か
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