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101番目の百物語 畏集いし百鬼夜行
第二話
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意図的なのか天然なのか、本当にカリスマっ子だなぁ、と考えていると、教室前方のドアが開いた。

「ホームルームを始めるぞー」

 担任の夢路先生(通称夢じいちゃん)がいつもの眠気を誘う声で黒板の前に立った。
 俺もそこで自分の席に着き、ふと携帯を見るとメールが入っていた。

『おいカミナ、ティアたんと何を話してたんだ』

 アレクからのメール、その中のティアの呼び方に苦笑いを漏らしてからさらっとスルーして。
 とりあえず、このSTが終わったらまずは俺を睨んでいる男子連中にどんな話をしていたのかを話してやるとしよう。もう毎日のことである。あと、カミナって呼ぶな、ってのも徹底してたたき込まないとな。

 これが、俺の一日の始まり方。こんなやり取りを通して、俺のいつもの一日はスタートするのであった。

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