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アカメが斬る! 抜刀必殺の帝具使い
第一話
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いでにチェルシーもいるのだが、まだ寝るような時間でもないしよくあることだから気にしなくていか。

 本部に来てから数日がたつが、何をしたらいいのか分からずにぼけーっとしている事ばかりだ。

 と、そのまま何もしない時間が過ぎていくと、ふいにテントの外から俺達を呼ぶ声がした。

「はいはーい。ちょっと待っててくださいねー」

 そう言いながらテントの入口をあけて外を見ると・・・そこには、右目に眼帯をして、右腕が義手の男性・・・いや、女性がいた。
 体つきからして女性で間違いないはずだ。うん。

「えっと・・・どちらさん?」
「そうだな。話をする前にあげてもらってもいいか?」
「あー・・・何もないけど、それでもよければ」
「構わないさ、茶はこっちで準備してある。スサノオ」
「ああ」

 そう言いながらその女性は後ろに控えていたらしいやつと一緒に入ってくる。
 テントの中に五人、か・・・まあ、広めのテントだから大丈夫か。

「・・・って、そいつ・・・」
「うん、本部に保管してあった生物型の帝具。電光石火・スサノオだね。眠りっぱなしだって聞いてたんだけど?」

 口にくわえているアメの棒をピコピコさせながらチェルシーが聞くと、女性は頷いた。

「そうなんだが、私に反応して動きだしたんだ。生物型で負担が少ないから、今の私でも使える、という事で借りることにした」
「なるほどなるほど」

 義手からしても、あまり負担をかけることはできないのだろう。とはいえ、生物型だから負担が少なくなる、ってのも正しくはないんだよなぁ・・・

「それで?あなたは革命軍ではどんな立場のなんて人?」
「ああ、悪い悪い。まだ自己紹介もしていなかったな」

 笑いながらチェルシーにそういったその人はスサノオが淹れたお茶を一口飲んでから、

「私はナイトレイドのボスをやってるナジェンダだ」

 ようやく、自分の名前を名乗った。
 なるほどなるほど、ナイトレイドの・・・ってことは、本部に来た目的は絞られるな。
 回収した帝具の搬送か、減った分の人数補充か。んでもって、ここに来たってことは・・・

「まあなんにしても、久しぶりナジェンダさん。こっちはよく一緒に仕事をしてる」
「カズキだ。こいつは相棒のスレイブ」
「スレイブだ」

 まあ、うん。
 スレイブはいつも通りにそっけない返事をする。が、ナジェンダはそれに対して特に思うところはないらしく、

「さて、本題に入ってもいいか?」
「勧誘の話なら、どうぞ?」
「話が早くて助かるな」

 そう言ったナジェンダは、次の瞬間には真剣な表情になり、

「カズキの言った通りなんだが、三人とも、ナイトレイドに来ないか?」

 予想通りの言葉を発した。

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