第十三話 立花中尉!野球は九人でするものだ!その六
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「そいつが言ったことなら」
「何か全然信用出来ないですね」
「その様な輩の発言でだ」
それで、というのだ。
「しかも人間は確かに害だが」
「益でもある」
「そのことを頭に入れておかないと、ですね」
「世の中がわからない」
「そういうことですか」
「軍隊、自衛隊もそうだが確かに人を殺める組織だ」
戦争によりだ。
「そのことから考えると悪だ」
「そうなりますね」
「それは否定出来ないですね」
「しかし災害の時は人を助けてくれる」
そして命を救うというのだ。
「それは善だな」
「はい、そうですね」
「間違いなく」
「軍隊は善でもあるのだ」
「じゃあ市民活動家だの学者連中の言うことは」
「あれは」
「愚か者の戯言だ」
そういったものに過ぎないというのだ。
「物事は善悪では語れない」
「ですよね、俺達は正義ですけれど」
「それでもですよね」
「そうだ、君達が正義であってもだ」
「日帝衆も正義」
「そうなりますよね」
「百人いれば百人の正義があるのだ」
まさにだ、それぞれの正義があるというのだ。この作品は一つの正義を書くだけの作品ではないのである。
「そのことはわかっておくことだ」
「だから絶対正義もない」
「そういうことですね」
「黄金の精神はある」
ジョジョ風に言うとだ。
「自己犠牲や努力、思いやり、優しさ、様々なものがそれに入る」
「それは善ですよね」
「そう言うべきですよね」
「そうだ、しかしそれと共にだ」
黄金の精神、それに対するものもあるというのだ。
「邪悪もある」
「吐き気を催す、ですね」
「そこまでの邪悪があるんですね」
「君達はそこまで言われていない筈だ」
吐き気を催す邪悪、そこまではというのだ。
「そうだな」
「ええ、死ねとか屑とか言われてますけれど」
「嫌いな男、彼氏にしたくない男、抱かれたくない男合わせてもう世界の千部門でトップになっていますけれど」
松村邦洋は四冠だったという、しかしこの二人は千冠でしかも全世界に及んでいる。
「反面教師の鑑とか」
「勝ったらマジで嫌がられますし」
「確かに俺達無理解に晒されてますけれどね」
「そこまでは言われてないですね」
吐き気を催す邪悪、そこまではというのだ。
「流石に」
「アカメの大臣とかワイルドハントまでには」
「鬼畜とかも言われてないですね」
「下種、下劣はありますけれど」
「下種、下劣と邪悪は違う」
悪田部はその違いについても言うのだった。
「私自身極悪人という評価を得ている」
「何人も消してますしね、実際に」
「それに賄賂に女性にって」
「もう悪田部さん何でもありですから」
「極悪人なのは確かですね」
「それは認める」
悪田部自身も、という
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