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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico9春ランラン♪
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りを止めたはやてだった。ちなみに笑っているのはなのは。フェイトとアリシアは姉妹愛を確かめるがごとく抱きしめ合い、セレネとエオスはユーノを左右から抱きしめ、ユーノは首や腹部を締め付けられて失神寸前。アリサは桜の木に向かって話しかけ、すずかは側でそれを眺めながら微笑み、リインは缶ジュースに抱きついたまま眠りこけ、シャルは桜の枝の上で仁王立ちして大笑い。溜息が止まらない。その間も「ル、シ、ル、く、ん? 抱っこ〜〜?」はやてがハグを急いてくる。
「くぺっ?」
「「ユーノ〜? うわぁ〜ん、ユーノが死んじゃったぁ〜!」」
勝手に殺してやるな、セレネ、エオス。気を失っただけだよ(と思いたい)、ユーノは。すると2人は、今度は「お別れのチュー?」とか言いながらユーノにキスを始めた。なんていうか・・・ユーノ、ご愁傷様。それともラッキースケベとでも送ればいいだろうか。
「ん! ん! ん!」
はやてははやてでさらに急かしてくるし、「えへへ♪ うふふ? あはは?」なのはとフェイトとアリシアは手を繋いで円陣を組んでスキップしながら踊りだし、「あたしは、強くなるっ!」“フレイムアイズ”を起動したかと思えば空に掲げてアリサはそう宣誓し、「私もぉ、もっと学んでぇ、みんなのデバイスを看ま〜す!」すずかも別の桜に向かって宣誓しだす始末。
「ひゃっほ〜い! 見よ、空を華麗に舞う我が姿!」
シャルは枝から枝へと飛び移りながら笑い声を上げ続ける。射撃魔法とかで撃墜したらダメなのだろうか。シャルのはためくスカートから覗く白い下着に溜息を吐いていると、「ルシル君! わたしを見て!」とうとうはやてが口調を荒げた。何度目かの溜息を吐いて、両腕を伸ばしているはやての体に俺の体を重ねて、横抱きにして抱え上げる。
「やった〜♪」
俺の頬に頬ずりしてくるはやてに、「これで満足か、はやて? もう降ろすぞ」と言うと、「い〜や〜や〜!」ジタバタ暴れ出した。今の子供の俺にそれをされて支えきることなんてできるわけもなく、無様に転倒する羽目に。倒れる瞬間、はやての後頭部だけは守るために左手を差し込み、右手は俺自身を支えるために地面に手を着いた。はやてに覆い被さるような体勢の中・・・
「すまない、はやて! どこか痛むところは――」
「ルシル君・・・」
はやてが両手で俺の顔をそっと挟み込んだ。まずい。そう思ったがすでに遅し。はやてが俺の頭を自分の胸に抱き込んだ。9歳の子供であるからこそ、子供特有の柔らかさと香りが俺を包み込む。そしてはやては俺の頭を愛おしそうに撫で始めた。これは非常にまずい。
「はや――」
「ルシル君、ひとりでなんでも抱え込み過ぎや。もうちょいわたしを頼ってほしい。騎士としてはまだ半人前やし、頼りないかもしれへんけど・・・、それでも家
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