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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico9春ランラン♪
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ンにそんな事させられませんっ」
「ですが主はやて。リインは融合騎としてこれから私に代わって共に現場に立ちます。今回は飛行・偵察の練習と言うことで如何でしょう」
リインをギュッと抱いて却下するとアインスがちょう困った風にそう提案してきた。リインも「わたし、祝福の風リインフォースを受け継ぐに足る融合騎だって、アインスに見せたいっ、です」わたしの手から離れてそう意気込んだ。すると「おお!」すずかちゃんとアリサちゃんとシャルちゃんが拍手。アインスも「リイン、お前・・・」感動したって風に微笑んだ。
「・・・リインの思いは解った。・・・よしっ。リイン、桜の花に隠れてる動物がなんなのか調査、そんでわたしらに報告や!」
「は、はいっ、マイスターはやて!」
すぃ〜と音もなく高度を上げて行ったリインを見守る。そんでリインの姿も桜の花で見えへんくなった。その直後、「ひゃあ!?」リインの悲鳴が響いた。わたしはすぐさま首から提げてる“夜天の書リインフォース・アインス”の分身――“シュベルトクロイツ”の首飾りを手にして、騎士甲冑姿へと変身。
「リイン!」
一足飛びでリインの元へ飛び上がる。一瞬だけ桜の花に視界が閉ざされたけど、すぐに開けた。そこでわたしが目にしたんは、「リイン・・・?」が体を左右からリスとハムスター(2匹ともちょう大きいかなぁ)に挟まれて「フカフカですぅ〜」とんでもなく頬を緩ませてた姿やった。
「リイン・・・?」
「はぅっ! マイスターはやて! ご、ごめんなさいです!」
わたしに気付いたリインが慌ててリスとハムスターから離れようとしたんやけど、「ひゃっ?」2匹ともリインを放さへんってゆう風にさらにギュッと抱きしめた。すると「はわぁ、モフモフです〜」リインはまた頬を緩ませた。
「(なんやろ、あのリスとハムスター。野生にしては人懐っこいとゆうか・・・。ん? リスとハムスター・・・? あ、もしかして・・・)セレネちゃんとエオスちゃん、か・・・?」
「「大正解っ♪ 直接会うのは初めてだよねっ!」」
ハムスターの姿に変身してるんがお姉ちゃんの、セレネ・スクライアちゃん。リスの姿に変身してるんが妹の、エオス・スクライアちゃん。ユーノ君のお姉ちゃんに当たる子らや。これまでに通信で3回ほどしか話したことあらへんけど、最初の1回だけで親友って自負できるほどに仲良くなった。そんでいつか、直接会おうね、って約束してたんや。
「はやてー! リインー!」
「何か居たー?」
チラッとセレネちゃんとエオスちゃんを見ると、2人は器用に前脚で、しぃー、って静かにするように伝えてきた。わたしとリインでコクンと頷くと、2人はウィンクした後、枝の上から飛び降りてしもうた。
「アリサー! フレイムアイズー!」
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