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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico9春ランラン♪
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よ」
「うん。フェイトちゃんとアリシアちゃんがデュエットしていたんだけど、ノリノリで合いの手を入れてて・・・」
挨拶回りしてる時、確かにフェイトちゃんとアリシアちゃんの歌声を聴こえてたなぁ。アリサちゃんとすずかちゃんの話を聴いてわたしらは一斉にカラオケのある方に顔を向けて、目を凝らして見る。
人垣でハッキリとは見えへんけど、「エイミィ、マイク持ってない?」美由希さんの言う通りマイクを掲げて見せてるエイミィさん、そんで隣でマイク片手にはしゃぐシャルちゃんが見えた。どうやら今度はシャルちゃんとエイミィさんがデュエットするみたいやなぁ。
「美由希さん。すみませんが、あの馬鹿を引っ張って来てくれませんか」
「あ、えっと・・・了解」
苦笑しながら駆け出した美由希さんを見送って、エイミィさんと話し合う姿を見守る。そんで、「・・・あ、アカン、取り込まれた」エイミィさんに肩を抱かれて、シャルちゃんにマイクを渡されてもうた美由希さんがこっちに向いて、ごめーん、って口パクで謝ったのが見て判った。
「アリサ、すずか」
「判ってる。シャルを連れて来るわ」
「あはは・・・。うん、しょうがないよね」
野菜を炒め始めたクロノ君が俯き加減にすずかちゃんとアリサちゃんの名前を呼ぶと、それだけで察した2人がシャルちゃんに向かって駆け出した。大きく溜息を吐くクロノ君に「クロノ執務官も大変だな」アインスが同情の言葉を掛ける。
「はは、ありがとう、アインス。おかわりはどうだ? はやてもリインも」
「ありがとう。しかし私はもう結構だ。美味しかったよ、ごちそうさま」
「わたしもや」
「あ、あの、わたしは――・・・あっ」
リインがそこまで言うたところでピタッと止まった。わたしとアインス、クロノ君の3人でリインを見る。リインは桜を見上げてて、わたしらも倣って桜の木を見上げると、「お?」桜の花に紛れて枝の中に何か居るのがチラッと見えた。
「小動物でしょうか・・・? リイン、見えたか?」
「あ、いえ・・・小さな動物だというのは確かだと思うですけど・・・」
ガサガサ動いてるのは確かやなぁ。一度気になったこともあって、その姿を見せるまで見てようとしてたら、「何してるの? はやてちゃん、アインスさん、リインちゃん」戻って来たすずかちゃんに声を掛けられた。
「枝の上になんや動物が居るらしいんよ」
「リインが見つけたのだが、なかなか姿を見せてくれなくてね」
すずかちゃんとアリサちゃん、そんで連れて来られたシャルちゃんも桜を見上げる。そやけど満開の桜が見事に動物の姿を隠してる。とここで、「へぇ。リイン、飛んで確かめてみたら?」シャルちゃんからそんな提案が。
「ちょっ、八神家のお母さんとして幼いリイ
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