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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico9春ランラン♪
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い声が起きる。リンディ提督とクロノとエイミィが、フェイトとアリシアとアルフの側に駆け寄り、リンディ提督はフェイト達を抱きしめた。それは紛れもなく母親の姿だった。拍手や「おめでとうー!」が起こり、俺たち八神家も拍手をする。

「「アインス〜〜っ!」」

「主はやて! リイン!」

そんな中ではやてとリインが、アインスへと突っ込んで来てそのまま抱きついた。アインスはしっかりと2人を抱き止め、勢いを殺すためにその場でくるくる回った。翻るアインスとリインの銀髪、はやてとリインの背中から生える白い魔力の羽根。俺はアインスから受け取っていた(というか放り投げられた)デジカメの動画撮影機能で、彼女たちの姿を撮る。

「アインス、大好きやよ〜?」

「リインも大、大、大好きですよ〜?」

「はいっ。私も大好きですよ、愛しています!」

こちらは聖母と赤子の聖画と言った感じだな。はやてとリインを愛おしそうに抱きしめるアインス。俺はその光景をしっかりとデジカメと脳裏に焼き付ける。その3人の姿にシグナム達は涙ぐみ、俺も泣きそうになる。それほどまでに綺麗な光景だった。だというのに・・・

「わぁーっはっはっは! 宴はまだまだ終わらんぞ、皆の衆! 我を楽しませるために、もぉーっと騒げぇ〜〜い!」

――ディゾルディネ・カンビャメント――

空気を読まない、というよりは読めるほどの思考能力を失ったシャルロッテは、あろうことか花見イベント参加者全員を強制変身させた。そこからはもう大混乱。テンションが上がる者・下がる者、撮影会を始める者などが続出。それは日が暮れ始め、シャルロッテの魔力が尽きるまで行われた。

「――ま、こんな馬鹿騒ぎも悪くは無い、よな・・・」

“異界英雄エインヘリヤル”が一、レイチェル・アルカードのドレスに変身させられた俺はひとり騒ぎの中から離れ、騒ぎを見学しながらアリサの父――デビット氏が持って来たという年代物ワインに舌鼓を打った。


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