暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico9春ランラン♪
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のは達が酔っぱらって痴態を晒しているかもしれない、なんて言っても良いんだろうか。そんな迷いも一瞬の後、「レッツ・ファイアーっ!」特等席の方からはやて達みんなの声がした。俺たちがそっちに目を向けた直後、服装が変わったはやて達が姿を現した。

(危なかった。やはり対象を強制着替えさせるディゾルディネ・カンビャメントを使ったか)

先の次元世界や他の契約先世界でもシャルロッテはよくその術式を使っていた。俺は、この術式を使われると予想して逃げたわけだ。予想は見事的中。はやて達みんな、古代ギリシアの女性が身に纏っていた衣服――キトン(ドリス式ってやつだな)を着ていて、背中から一対の白翼を展開。まるで絵画に描かれる天使像。しかも魔法を使って空を飛んでいるから余計にそう見える。しかしその実は、ただの酔っ払い集団。

(ユーノ? ユーノはどこだ?)

ユーノの姿を捜し、そして見つけた。フェレットモードに変身しているユーノはまた気を失っているようで、セレネに胴体を鷲掴みされてブンブン振り回されていた。ダメだ、その姿に涙が出そうになる。思うのはただ1つ。ごめんなさい、だ。

「なんだなんだ!?」

「まあ♪ はやてちゃんもリインちゃんも可愛い♪」

「写真、写真!」

ヴィータは驚き、シャマルははやてとリインの天使(仮)姿にうっとりし、アインスはデジタルカメラで写真を撮りまくる。そしてはやて達はそれぞれデバイスを起動し、空に向かって砲撃を発射。唖然とする俺たち。放たれた砲撃は花火のように炸裂し、空に色々な魔力光の花を咲かせた。
至るところから拍手喝采が起こる中、フェイトとアリシアだけが両手に骨付き肉を手にしたアルフの側に降り立ち、そして彼女を引っ張ってカラオケ機器の元へ行き、マイクを手に取った。

「「アルフ〜〜〜!」」

「リンディ提督〜〜〜!」

「ク〜ロノ〜〜〜!」

「「エイミィ〜〜〜!」」

2人がアルフ達の名前を呼んだ。

「この場をお借りして、お伝えしたい事がありま〜す!」

「リンディ提督からお話ししてもらった事への返事をしたいです〜〜〜!」

最悪だ。これ、きっとアレだぞ、フェイトの一大決心の思いを伝えるあの場面。それなのに、フェイトは酔っ払っている状態で、しかもカラオケで大々的に伝えるなんてあまりに酷過ぎる。花火が上がり続ける中、「私とアイリシアは、ハラオウン家の子供になりたいですーーー!」フェイトが告げた。

「大好きだよー! リンディ提督ー! クロノー! エイミィー!」

「大好きー! リンディ提督・・じゃなくて、母さーん!」

「大好きー! クロノお兄ちゃーん!」

「「大好きー! エイミィ・・・お姉ちゃーん!?」」

エイミィのところで疑問符が入ったところで僅かな笑
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