暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico9春ランラン♪
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†††Sideイリス†††

「〜〜〜〜〜っ、来ぃぃ〜〜〜たぁぁ〜〜〜ぞぉぉ〜〜〜っ!!」

初めての学校、次元航行部から特別技能捜査課への異動、そんな慌ただしかった4月もいよいよ終わりに近付いてきた今日この頃。わたしがホームステイしてるハラオウン家、なのはの高町家、アリサのバニングス家、すずかの月村家、はやての八神家、みんな揃って花見っていうイベントへとやって来た。

「わぁ、満開だね〜♪」

「散る前にお花見が出来て良かったね〜」

「本当よね。もしかしたら今年は出来ないかもって思っていたけど・・・」

「スケジュールがいっぱいになる前に、リンディ提督が合わせてくれたんだよね」

「クロノも頑張ってくれたんだよね〜♪」

「感謝せなアカンなぁ・・・って、おお! すごい絶景やなぁ! な、アインス!」

「はい。とても美しいです」

なのはとすずかとアリサ、フェイトとアリシア、そしてはやてと車椅子を押すアインス(リインフォースって名前は後継騎の子に受け継がれたことで、アインスって呼ぶようにお願いされた)、みんなで小高い丘から目の前に広がる満開の桜林を見て感動。
ちなみに花見っていうのは、桜っていう特定の落葉樹だけじゃなくて、梅や桃の花を眺めながら食事会をするイベントの呼称らしい。わたしたち異世界組はピクニックの一種だっていう認識。

「そう言えば参加メンバーの数聞いた? 50人以上になっちゃってるって」

「連絡網が巡り巡ってアースラや本局スタッフまで行っちゃって・・・」

「気が付けば大所帯だよね」

後ろに振り返って見ると、みんなの家族はもちろん、アースラスタッフのみんながシートを地べたに敷いたりお弁当を広げたりと準備中。お弁当は各家庭や管理局組のみんなが持ち寄って、さらには鉄板セットを使ってここで料理を作ったりもする予定。

「わぁ、綺麗です・・・!」

「お? 起きたな、リイン」

「あ、リインちゃん。おはよう♪」

「っ、お、おはよう・・ございますです・・・」

はやての膝に置かれたショルダーバッグのカバーを押し上げるようにして顔を覗かせたのはとっても小さな女の子、リインフォースU。愛称はリイン。わたし達に紹介されてから1週間ちょっと経った。聴いてた通りの可愛さにわたし達みんなリインのことが好きになったんだけど、生まれたばかりってことも原因なのかちょっとおどおどしちゃってる。

「すごいやろ? 桜、ってゆう花なんよ」

「さ・・くら・・・、桜・・・憶えましたです」

目の前をヒラヒラ舞う桜の花びらをキョロキョロと目で追いながらリインが頷いた。と、1枚の花弁がリインの鼻先に触れると、「へくちゅっ」くしゃみした。もうそれだけで可愛い。なのは達もくしゃみしたリインを
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