マブラヴ
0894話
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くれ。具体的にはディン、ゲイツ、バクゥ、ザウート、グーン、ゾノといったところか」
出来ればバクゥの上位機種でもあるラゴゥ辺りも欲しいが……量産されたのは極少数らしいから、これはさすがに無理だろう。
ただ、ザフトのMSは色々と戦術機を含めてこの世界の上位互換的な性能があるんだよな。
バクゥなんかリニアレールガン装備の機体だとリニアガン・タンクの上位互換に等しいし。
速度なんかも圧倒的に上だし、いざとなればBETAとの近接戦闘も可能だ。……まぁ、ビームサーベル装備なのを考えるとこの世界では射撃戦に特化した方がいいかもしれないが。
水中用の攻撃機でもあるA-6に比べると、グーンやゾノの性能に関しては圧倒的だろうし。
……ただ、どちらにしろ局地専用的な意味が強いから、純粋な戦術機の代替兵器としては微妙なんだよな。ゲイツ以外は。
ゲイツに関してはストライクダガー以上の性能なので、一先ずどこにも提供は無しにしておいた方がいいか。
ともあれ、ザフトからのMS輸入に関してエザリアと簡単な打ち合わせをしてから、再びビルとの通信の音声を復帰させる。
「待たせたな、取りあえずこちらの条件としてMSと呼ばれる機体を1機アメリカに譲渡する用意がある。……ただし、俺達だけでアンバールハイヴの攻略をするのが条件だ」
『……つまりそれは、ソ連を押さえろと?』
「そうなるな」
現状でアメリカに対して抵抗出来る国は数少ない。その中の1つがソ連であり、同時に最大の抵抗勢力でもある。
最も問題が大きかった中国は日本の保護国になっているしな。
『MSというのは戦術機よりも性能が高いと判断してもいいのかな?』
「ああ。実戦証明付きの機体だよ」
そのまま俺の瞳をじっと覗き込むようにして見つめ……やがてビルは小さく頷く。
『分かった、それでこちらも手を打とう。国内の反対勢力も何とか押さえられるだろう』
「さすが友人だな」
『ああ、これからもよりよき友情を期待したいね』
そのまま10分程世間話をして通信が切れる。
数日後、国連でシャドウミラーとアフリカ連合、中東連合によるアンバールハイヴの攻略作戦がアメリカを含む各国からの賛成多数で決定し、要請されることになる。
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