マブラヴ
0894話
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「アメリカとしては何を求める? やっぱりG元素か?」
『単刀直入にくるね。……そうだな、友人であるアクセルになら言ってもいいか。確かにアメリカは……特にオルタネイティヴ5推進派の者達はG元素を必要としているのは間違いない』
「それで都合良く俺達がアンバールハイヴを攻略するから、それを利用しようと?」
その言葉にビルの眉が顰められる。
アメリカ大統領である以上、こうした態度を見せるのは良くないんだろうが……さて、これは俺を友人だと思っているというのを表に出したいからこその態度と見るべきか、はたまた本当に俺を友人だと思っているからか。……どう考えても前者だろう。
『確かにそれは否定しないし、出来ない。だが……この世界に存在する軍隊の戦力だけでハイヴ攻略が難しいというのも事実なんだ。地上での戦いや間引きに関しては、シャドウミラー経由で輸入されているリニアガン・タンクやガン・ルゥのおかげで相当な戦果を得ているし、戦死者の数もそれらの兵器が広がっていくのに反比例するようにして減ってきているのも事実。けど……』
その言葉の後に何が続くのかは、言葉にされる前に理解した。即ち……
「ハイヴ内の戦闘で使える機体がない、か」
『その通り。確かに君達の技術によって戦術機の性能は上がってきている。動きの後の硬直に関する対応しかり、バッテリーや推進剤の改良による稼働時間の延長しかり、重斬刀やアサルトナイフによる近接戦闘における継戦能力の上昇然り。……だが、そもそもの機体性能が君達シャドウミラーの機体に比べて圧倒的に劣っているというのもまた、変えられない事実なんだ』
「だろうな」
こちらとしても、意図的にその辺の機体に関しては情報を秘匿してきた。
唯一の例外が、日本に譲渡したストライクダガーだ。
そして日本はそのストライクダガーを解析して得た技術により、飛鳥計画の機体性能をかなり上げているというのは事実。
『……日本にばかり贔屓するというのは、正直どうかと思うけどね』
「さて、何の話だ?」
タイミング良く尋ねてきたその言葉に、取りあえずそう返す。
とは言っても、基本的には軍人である俺と本職の政治家……しかもこの人類滅亡までのカウントダウンがいつ始まってもおかしくないマブラヴ世界で、圧倒的な国力を誇るアメリカの大統領だ。その辺のやり取りでは俺に勝ち目が薄いのは事実だった。
『こちらでも色々と伝手があってね。君達が日本に対して特別の配慮をしているというのは知っている。特に五摂家とか言ったかな。そこの女性とかなり親密らしいじゃないか』
なるほど、そっちから来たか。
まぁ、確かに最近俺と恭子が色々と行動を共にしていたのは事実だ。
理由としては幾つかあるが、それを画策した崇継としては日本とシャドウミ
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