暁 〜小説投稿サイト〜
流星のロックマン STARDUST BEGINS
憎悪との対峙
39 危険な違和感
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
こえてきて2人は足を止め、顔を合わせた。
そして再び走り出し、ようやく4階の部屋の前に辿り着いた。

「!?サイトくん…もう大丈夫なの?」
「あぁ…遅かったか…」

2人の視線の先には驚いた表情を浮かべた彩斗がいた。
先程まで疲れ果てて眠っていたというのに、多少の疲労は感じさせるもののピンピンしている。
だが2人が驚いていたのは彩斗の方ではなく、目の前の状況そのものだった。

「ハートレス…アイリス…僕はいったい…」

状況を飲み込めない彩斗の右手には金属が握られていた。
ドアノブだ。
そして伸ばした左手の先には外れて床に倒れたドア。
正確にはドアだったというべき木の板と蝶番が転がっていた。
ハートレスの予想、それは電波変換した後、エネルギーが体内に残存するということだ。
すなわち電波変換せずとも人間を越えた力が発揮できるということに他ならない。
その仮説の正否は目の前の破壊されたドアが無言で語っていた。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ