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(仮称)問題児たちと一緒に転生者が二人ほど箱庭に来るそうですよ?
読み切り的な話
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初めて一桁に来れるんだ。結局、白夜叉封印するゲームメイクしたり、アルゴールに石にされたり、仲間を頼る事が出来ないといった輩なら四桁に行けばゴロゴロ居るって訳だ。少なくとも、二桁上位に居る存在の大半は本気の白夜王とタイマン張れるンだわ。
 威光=H その程度の恩恵(ギフト)、派生品だが五桁辺りからはゴロゴロ存在する。生命の目録(ゲノム・ツリー)=H あんな使用者例外無く合成獣(キメラ)になり、且つ使えば使う程異形の化物に成って行く恩恵、四桁辺りに住む鷲獅子系統の獣共は軒並み持ってる。正体不明(コードアンノウン)≠ヘなんとか上層でも通用するだろうが、通じたとしても三桁の中盤迄だろうな。
 長々話したが、結局、今のお前等ではどれだけ頑張っても精々四桁の最底辺がいいところって訳だ』

「…………言ってくれるな。だったらどれだけ差があるのか見せて貰おうじゃねぇか、魔王さま!! クロア=バロンや金糸雀の名前が出て来た理由も気になるしなぁ!!!」


 そう言うや否や、十六夜は第三宇宙速度で飛鳥に飛び込むと、その速度のまま拳を放つ。
 辺り一帯に莫大な衝撃と破壊をまき散らす十六夜。しかし―――

『……やはりこの程度か。……くだらん』

 ―――飛鳥には効かなかった。並みの神仏ですら抗えない十六夜の拳を、衝撃波一つ出さず人差し指一本で受けきったのだ。
 そして飛鳥はゆっくりと、十六夜の拳を止めた手とは逆の手の人差し指を十六夜に向ける。悪寒がした十六夜はその場から全力で後退した。


 刹那――――

「……な!!?」

 ――――飛鳥の指から極大の光線が放たれ、その射線上に在ったあらゆるモノを塵一つ残さずに破壊した。
 綺麗な街並みも、町に温かさを与えていたペンダントランプも、サラマンドラの宮殿もその後ろに存在する火山も、光線の過ぎ去った後には何も残されていなかった。


『……北郷流気功術より抽出、尽ノ形『星光壊滅波』。……安心しろ。……今死んだとしても、ギフトゲームが終われば全て元通りだ。
 ……さて、如何に傘下コミュニティのメンバー(・・・・・・・・・・・・・)といえど、如何に盟友の後継といえど、神仏狩り(ギフトゲーム)の邪魔をすると言うのなら、容赦無く叩き潰してくれるッ―――』






 飛鳥とフレメダは足をやや交差させて幅狭く立ち、両腕をゆっくり下げ広げだした。
 何処ぞの世界でも宇宙の帝王が好んで行う、まるで相手を包み込み抱き入れるようなノーガードの姿勢。

 己等の武威を示すかの如く 敢えて無防備な態勢≠摂ると、篩と言わんばかりに自身等の持つ力の一部を解放する。
 近くにいるだけで消し飛ばされそうな力の中心に、一桁零番に相応しい力量を持つ、ペストとは比較にならな
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