暁 〜小説投稿サイト〜
(仮称)問題児たちと一緒に転生者が二人ほど箱庭に来るそうですよ?
読み切り的な話
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ウサギにセクハラする《自身の欲求に素直に従う》事が出来なくなるのである。それは彼女とて嫌であった。

 しかし、その葛藤の最中に飛鳥の神格くらい幾らでも与えてやる発言。
 その発言を聞いて少しした後、白夜叉の腹は決まった。


「…………相、分かった。おんしらに協力しようではないか。
 ふむ、こうして見るとワクワクするな。飛鳥達が居る時点で絶対勝利なのは確定的に明らかであるが、億千万の数を相手にするのも久しぶりだ。今からが楽しみだの♪」
『……わかった。……あぁ、白夜叉がゲームから外れるんだ。……ならグリムグリモワール・ハーメルンも、ノーネームも、サラマンドラもプレイヤーにしておく意味は無いな。……外しておこう』


 と、聞き手の受け取り方によっては小馬鹿にしてるような言動を取る飛鳥。そして案の定、聞き手の逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の三人がカチンと来たようだ。


「…………今のは俺の聞き違いか? 俺には『お前ら弱いしどうせ何も知らんだろうから見逃してやる』って遠回しに言ってる様に聞こえたンだが」
「奇遇ね十六夜君。私にもそう聞こえたわ」
「……私にも、そう聞こえた」
『? ……何を当たり前な事を言っている? ……お前ら全員弱いではないか』

「ちょ、ちょっと待ってください黄泉軍様! 確かに十六夜さん達は白夜叉様には及びませんが、それでも主催者(ホスト)が推奨するだけのギフト≠保持しているのでごさいますよ!?」


 飛鳥の包み隠さない言い分にブチギレそうになり、飛び掛りそうになった十六夜達。しかし、十六夜達が飛び掛かる前に黒ウサギが大声で割り込んで来た。
 その黒ウサギの言に、フレメダが答えた。


『どこの主催者が勧めたかは知らんし、知ろうとも思わん。まあ、確かにそこの三人は人類最高クラスのギフトの持ち主だ。が、結局、飽く迄も人類最高クラス止まりって訳だ。確かに、磨けば光る物はある。だが磨かれる環境も、磨く人材も無い。磨かれていない宝石の原石なんて誰も欲しがらんぞ?
 いいか? まず一桁0番(おれら)七桁2105380番(おまえら)では大前提として住んでいる次元が根本から違う。
 刃物を使わず、手刀で鋼鉄の塊を両断できるか? 受けたダメージを流動させて体外に放出する事は? 殺気だけで生き物を殺す事は? 百倍の重力が掛かっている状態で普段通りに動き回る事は? (クシャミ)で森林を吹き飛ばす事は? 絶対零度の世界の気温を一時間シバリングしただけで24℃まで上げる事は? 輪ゴム1つで人体を真っ二つにする事は? 四肢欠損する程の重傷を瞬時に回復する事は? 体を十六分割されて生き返る事は?
 その他凡そ凡夫やそれこそ人類最高クラス止まりの輩では到底不可能な所業を2桁以上の種類体得出来て
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