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(仮称)問題児たちと一緒に転生者が二人ほど箱庭に来るそうですよ?
読み切り的な話
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…彼の霊格が、オレ等を除く現存する神群では太刀打ち出来ない程に高くなっているらしい。……故、既存の人類史を見切り、切り捨てる事を上層の駄神仏共は決定した。……そして、新たに箱庭を作り出し、この箱庭に在する、オレ等を含む全ての
人類最終試練
(
ラスト・エンブリオ
)
を五桁以下の住民・コミュニティ・生物諸共消滅させようとしている。と』
『これだけではどれ程の神仏がそんな事を企んでいるのか分からない。故に俺達は分担して各階層を回ってる訳だ。下層は俺と飛鳥、中層は士織と渚、四桁は鴛鴦、三桁はズェピア、三十以下の二桁は迷彩、キラは留守番でそれ以外全員が外の配役でな』
と、事務報告でもするかの様に話す魔王達=\―飛鳥とフレメダ。
その話に衝撃を受けたのは他でもない、白夜叉であった。 白夜叉は、先程とは違う意味で青白くなっていく。
反射的に荒らげそうになった声を如何にか呑み込み、口を戦慄させて問いを投げた。
「ど……どういう、ことだ」
「……白夜叉?」
白夜叉の震えた声に、疑問符を浮かべる十六夜達。
だが、白夜叉も飛鳥もフレメダも、十六夜達の疑問に答えることはなく、飛鳥は白夜叉の内心とは関係無しに、無慈悲に問いの答えを口にした。
『……言葉通りだ。……既にアジ・ダカーハの霊格は上層の駄神仏を凌ぐ程高くなった。……自分達の手に負えない、かと言ってオレ等に頼むのも屈辱だったんだろう。……故に、箱庭新設を決めたようだ』
「……な、」
無慈悲な宣告に白夜叉は言葉を失った
「ま、待て。三年前は人類史にも救済の余地ありとの結論だったはず。なのに何故だ? 何故こんな急に結果を急く事になった? 上層の
地域支配者
(
レギオンマスター
)
≠フ過半数の承諾が無ければ新設は受理されぬ筈だぞ!?」
『さて、な。大体、美猴王曰く、当時はそこのウサギの属するコミュニティが健在だったし、今は居ない主力メンバーも健在だった。人類史の完成も見えていた。今とはまるで状況が違うらしいって訳だ。
だが現状はどうだ? 金糸雀もクロア=バロンも考明も天狐も居ない。その上アルカディア≠フ旗と名はどっかの魔王に奪われ、現在のメンバーは金糸雀の義息子と考明の娘に威光≠持つ娘、レティシアとウサギにリーダーのジン、その他ゲームに参加出来ない子供が百二十の計百二十六人。
大体、こんな悲惨な状況だ。上層の駄神仏が三年前の決定を覆すのもわかるって訳だ』
「だ、だが!?」
『あぁ、白夜叉が言いたい事も思ってる事も解るよ。結局、だから俺達は駄神仏共を掃除する為に箱庭の存在を知る駄神仏やそれらと関わりのある者全てをプレイヤーにしたって訳だ』
「し、しかし、何もおんし等が動く必要は……。それこそ、アジ・ダカーハ封印が解かれたとしても、天軍
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