『STOCKHOLM SYNDROME』
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ストックホルムシンドローム
其れに似た感情を
僕は抱いていた...
そんな時期が在った
決して
在ってはならない
感情だと解った
僕自身が酷く辛い
日々だった
ふと想ったんだ...
可哀想な人だと
哀れだと同情した
共に愛に似たモノが
在ったのかも
しれない
救えないのかと
想ったから...
僕は罪を犯したのか
また新たな...
決して愛ではない
けれど歪んだ想いは
在ったかもしれない
愛されたかった
娘として...
普通に遊んで
普通に話して
ふざけたりして
普通の家族愛が
欲しかっただけ...
愛と憎しみが
表裏一体の様に
同情か愛情か
解らない
解らなくて良い
解りたくもない
決して
愛なんかではない
曖昧な感情も
すぐに塵となる
そう...
解りきってる...
ただの同情だよ
可哀想な貴男...
僕が玩具になり
希望通り喚けば
満足なんだよね?
僕が貴男を救うよ
殺してしまう迄は...
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