暁 〜小説投稿サイト〜
美しき異形達
第三十七話 川の中での戦いその九
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
のだ、逆に言えば菫は勝ったのだ。
「そうなるわ」
「そうか、ではな」
「それで、よね」
「わしはこれでだ」
 怪人の身体の端の方が徐々にだが灰になってきていた。それこそが怪人が死に近付いている何よりの証拠だ。
「去らせてもらう」
「そうね、もうね」
「これで終わりだ」
 こう言ってだ、怪人は完全に灰になり消え去った。菫はその灰が風に吹かれ完全に消え去るまで見届けた。
 熊の怪人もだ、その背にだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ