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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―二年生、開始―
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にすることで妥協召喚が出来る! 来い、《ドドドウォリアー》!」

ドドドウォリアー
ATK2300→1800
DEF900

「更に、ドドドウォリアーに《ファイティング・スピリッツ》を装備させ、攻撃力を600ポイントアップさせる!」

ドドドウォリアー
ATK1800→2400

 妥協召喚された斧を持つ機械戦士に、ファイティング・スピリッツが流れ込む。
相手モンスターの数×300ポイントアップしたため、ドドドウォリアーも進化の繭の攻撃力を超える。

「バトル! マックス・ウォリアーで、進化の繭に……」

 その時、デュエルに似つかわしくない、軽快なメロディーがフィールドに流れた。
そう、あたかも携帯電話からの音のような……

「あ、ちょっとすいません。電話かかって来ました」

 エドがデュエルを中断し、携帯電話を取りだして電話し始めたからか、マックス・ウォリアーが空気を読んで止まる。
……凄いな、お前。
これも精霊の力というやつだろうか、などと考えていると、電話を終えたエドがこちらに少し頭を下げている。

「すいません、急ぎの用だったもので……」

「……気を取り直していくぞ。マックス・ウォリアーで、進化の繭に攻撃!」

 三つ叉の槍がを持った機械戦士が、進化の繭に向かう。
マックス・ウォリアーは、戦闘時に攻撃力が400ポイントアップするため、進化の繭は倒せる……!

「バトルの前に、伏せてあった速攻魔法を二枚発動! 《時の飛躍―ターン・ジャンプ》! 発動したターンのターンプレイヤーのターンで数えて3ターン後のバトルフェイズとなる! よって、六ターン後の遊矢先輩のバトルフェイズとなる!」

 エドのリバースカードから出て来た二個の時計が、急激に回転を始める。
そして、フィールドは未来に飛んだが、変わったことと言えば、進化の繭が巨大になっていることと、エドのフィールドに、水色のドラゴンが現れていることだった。

「《時の飛躍―ターン・ジャンプ》によりカウントが進んだ、《未来融合―フューチャー・フュージョン》の効果により、エクストラデッキから《アクア・ドラゴン》を融合召喚!」

アクア・ドラゴン
ATK2250
DEF1900

 進化の繭に、未来融合―フューチャー・フュージョン……二つのカウントが、ターン・ジャンプによって進んだ。
次のターンを迎えれば、まずいことになる……!

「再びマックス・ウォリアーで、進化の繭を攻撃! スイフト・ラッシュ!」

「最後のリバースカード、《和睦の使者》を発動。僕のモンスターは、戦闘では破壊されません」

 やはりと言うべきか、リバースカードは進化の繭を守るカードだった。
だが、手札に《シールドクラッシュ》のようなカードが
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