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俺の名はシャルル・フェニックス
始まりと不死鳥
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般人に見える。

まぁ、二人とも神器(セイクリッド・ギア)を持ってる時点で一般人じゃないんだが……

「二日くらい前から堕天使が駒王町に潜伏してるのは知ってるだろ。
そいつらが狙ってるのはたぶんその二人なんだ」

魔王の妹が治めてるってのに随分なめられてるよな。

リアスは才能はあるんだが、良くも悪くもお嬢様だからなぁ。

それが原因なのかもしれない。

「珍しく下手にでるな」

下手、下手か。

確かに千冬が言う事は正しい。

今まで大公から依頼がない場合もしくは魔王直々の依頼の場合は駒王町付近に敵が近づいたら見敵必殺(サーチ&デス)だったからな。

大公から依頼が来た場合はリアスに任せてる。

リアスと眷属に経験を積ませにゃならんしな。

まぁ、相手ははぐれ悪魔だが……

「ここで下手な手を打つと即堕天使と戦争だからな。
そりゃ怖いわ」

原作知識でレイナーレは組織外ってのはわかってるが、それでも誠奈というイレギュラーがいる。

もしかしたら、本当に総督の命令で来てるかもしれないし、もしかしたらアザゼル自身の性格もコカビエルのような戦闘狂になってるかもしれない。

そう思うと怖い。

俺は戦ってみたいとは思うが戦争はしたくない派だからな。

戦争ダメ絶対。

資源、人命の無駄遣いだ。

「へいへいっ!シーくんビビってるぅ!」

煽んな。馬鹿。

「そういうことなら分かった。
それで、助けるのか、助けないのかだ」

馬鹿はほかって話を進める。

関わるのは面倒だし、疲れるしな。

俺と千冬は頭がいいのだ。

処世術くらいは心得てるさ。

「んー迷い中だな。
リアスに対して堕天使からの接触があり、リアスがそれを許可したなら黙認する。
それ以外は介入する」

正式にグレゴリという組織でなら俺は関わることはできない。

戦争になるからだ。

原作通りなら介入できるんだがな。

「…………またリアス・グレモリーか……」

苦い顔で千冬は呟いた。
「嫌になるよねー。
シーくんはいつも赤髪を気にするからね」

冷たい顔、冷たい声、冷たい視線だ。

いつもの他人を排斥しようとする行動だ。

俺の眷属とリアスの仲は北極のように冷たくマリアナ海溝のように溝が深い。

家柄だけのお嬢様が意気がるなってことらしい。

リアスの眷属とは仲がいいんだがな。束以外。

束に関しては名前を覚えてるくらいの関係だ。

「気にするって言われてもなぁ……
元々駒王町はリアスの領地だ。
そこに俺達はいるにすぎない。
だから気にするのは当然だろ」

はぁ、と嘆息しながら答える。

本当にやれやれだ。

要するに家
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