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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第六十九話 傲慢な大天使
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はやては恐怖で動くことが出来なかった。
ドミニモンの剣がはやてに迫る。
賢「はやて!!」
賢がはやてを押し倒し、斬撃をかわす。
ドミニモン[チッ!!]
ドミニモンは剣を振り下ろそうとする。
エアロブイドラモン[させるか!!]
エアロブイドラモンがドミニモンを押さえ付ける。
ドミニモン[貴様!!]
ドミニモンが振りほどこうともがくがエアロブイドラモンは全力で押さえ付ける。
はやて「何でや…呪いだか何だか知らへんけど、何で闇ってだけで殺されなきゃいけないんや!?」
ドミニモン[決まっている!!闇は悪だからだ!!悪は滅ぼさなければならない!!それは貴様やそれに加担する者も同じことだ!!]
エアロブイドラモン[ふざけるな…そんな理屈で殺されてたまるか!!]
更に押さえ付ける力を強くするエアロブイドラモン。
力だけならこちらの方が僅かに上だ。
大輔「…馬鹿かお前。光と闇は同じ物。ただ正か負の違いがあるだけだ。闇が悪で光が善なんて、下らない妄想じゃないか。闇は何も見えなくなる。だから怖い。自分を怖がらせる闇は悪。そんな下らない考えだ。」
光も闇も自然の前ではただの力の1つなのである。
光は善。
闇は悪。
いつの間にかそう決められていた。
人は闇を恐れる。
闇は人間から視界を奪うから。
情報の半分以上を目に頼って生きている者達から視界を奪う闇。
それは恐怖。
夜は妖しの者達の時間。
力持たぬ人間は一瞬で妖しに喰われてしまう。
妖しの時間は闇の扉が開く時間。
それは恐怖の時間。
太陽が昇っている間は人間の時間。
太陽が沈んだ間は妖しの時間。そう決められていた。
それを破ったのは……どちらが先だったのだろうか……?
いつのまにやら、人間の時間が善。
いつのまにやら、妖しの時間が悪。
そう決定されていた。
一体どちらが。
一体誰が。
先に互いの境界線を越えてしまったのだろうか…?
大輔「お前達は光で闇を消そうとしているが無駄なんだよ。光が強くなれば逆に闇は濃くなるばかり。お前達は消すどころか逆に闇を強くしてるんだよ」
ドミニモン[何だと…!?]
大輔「闇は確かに悪いイメージで取られがちだけどな、本質は光と同じ。何も変わらない。闇は俺達の心を優しく包み込み、安らぎを与えてくれる必要不可欠な物。安らぎを得るために光が必要な時もある。だが必ずしも光でなければいけないという訳じゃない。光も闇も…どちらも生きていく上で必要不可欠な物。そんなことも分からないてめえはただのガキ以下だ!!」
ドミニモン[黙れーーー!!!!]
エアロブイドラモン[ぐっ!!]
ドミニモンは強引に振りほどき、エアロブイドラモンを吹き飛ばす。
ドミニモン[消え去るがいい!!]
グラウモン[はやてをやらせるか!!]
ジュエ
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