第六十一話
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一回しないといけないしね」
「え? それはどういう………」
事だと最後まで言いたかったが、クロエと星が近寄ってきた。
「主ッ!! あの技は一体何ですかッ!?」
「頼む長門ッ!! あの技を教えてくれないだろうかッ!!」
「え? え?」
二人がジャンピング土下座みたいにしてくる。
「取りあえず二人とも餅つけ」
「いや、長門も落ち着け………」
焔耶が溜め息を吐いた。
「………あの、私は無視なのかしら?」
夏蓮の言葉は四人に届くのは少し先であった。
―――合肥城玉座―――
「傷の具合はどうですのじゃ夏蓮殿?」
「えぇ大丈夫わよ美羽」
左肩付近に包帯を巻いている夏蓮は美羽に言う。
「じゃがの………長門。雪蓮を逃がすのは駄目じゃな」
美羽が苦笑しながら言う。
実はこれまで動いていた作戦は全て美羽が考えた作戦だった。
美羽は雪蓮達との短期決戦を狙っていたためにこの作戦を思いついた。
袁術軍が砦を攻撃中を聞いた雪蓮は必ず前線に出てくると美羽は踏んで、俺が戦中に負傷して後退して合肥城まで逃げ込み、それを追いかけて来る孫策軍に落とし穴と弓矢、四斤山砲で攻撃させたのだ。
「まぁ、雪蓮の代わりに夏蓮殿が捕虜になったのも何かの縁じゃろうな」
美羽はそう思った。
「ところで長門」
「ん? 何でしょうか?」
此処はまだ主君と臣下の立場だからな。
「七乃達が何やら話があるみたいじゃが………」
え?
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