暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0893話
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オーストラリアに関しては、そもそもG元素を取引材料として俺達をこの世界に留まらせた以上、全面的に協力を約束している。
 これに関しては、何だかんだ言って俺達と関係の深い日本も同様だ。
 で、中国は日本の保護国となっているのでこちらも問題は無い。
 EUの方に関しては条件付きの賛成といったところか。
 次のハイヴ攻略をヨーロッパの方でやるのなら……と内密に返事を貰っている。
 まぁ、最初のハイヴが韓国の鉄原ハイヴで、次がイラクのアンバールハイヴ。となれば次は……と思ってもしょうがないだろう。
 実際、こっちでもその辺に関してはそれなりに考えてはいる。
 その場合の目標はフランスにあるリヨンハイヴだろう。
 EUの中で唯一まだ堪えているイギリスの、すぐ目の前にあるハイヴだ。ここを落として足がかりとしていくのがベストだ。
 アンバールハイヴと同じくフェイズ5のハイヴというのが気になるが……

「ともあれ、国連に関してはアメリカが最大の問題か」
「ええ。……まぁ、大東亜連合でも一部の国が反対しているとは聞きますが、それは大東亜連合内で押さえられるでしょう」

 ……ああ、あそこの国か。
 大東亜連合を構成している国には迷惑を掛けるな。後で超包子の肉まんでも差し入れしてやろう。
 ああ、ちなみに中国と袂を別った台湾に関しては、シャドウミラーに関してかなり友好的な存在になっている。
 ようやく自由にシャドウミラーと貿易を出来るようになったんだから、無理もないか。

「分かった、アメリカの方はこっちで手を打つ。そっちはソ連の方に手を打ってくれ。余計な真似をさせないようにな」
「ふーむ……まぁ、いいでしょう。ですが、一応確認を。私のこなした仕事の成果に関しては……」

 そう尋ねてくる鎧衣に頷き、口を開く。

「分かっている。煌武院家に対する評価とさせて貰う」
「それはありがたいですな。何しろ、斑鳩家と崇宰家ばかりがポイントを稼いでいるような状態ですから」

 俺の言葉を確認すると、飄々とした笑みを浮かべながら鎧衣は夜の闇に消えていく。
 それを見送り、俺もまた影のゲートを使って京都から離れ、ニーズヘッグでホワイトスターへと戻るのだった。
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