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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
エコナは今…
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人様のお屋敷ではあるのだが、元仲間のお家と言うことで遠慮がない私達…もとい、私のお父さん。
ズカズカと屋敷内を探索し、会議室の様な部屋へ勝手に入って行く…
「リュ、リュカはん!?どうしたん、急に!?」
勿論驚くエコナさん。
「エコナの事が恋しくなって会いに来ちゃった!」
きっと嘘なんだけど、妻と子供等の前で言う嘘ではない!
躊躇することなく愛人(エコナ)を抱き寄せキスをする。

「うふふ…流石はリュカはんや。嘘でも嬉しいわぁ…女心を良う解ってるやん!」
「でしょ!女心だったら任せてよ!」
うん。嘘であることは否定しない…

「エコナ、ワシ、話しある!」
そんな父に呆然としていると、タイロンさんが突然何かを訴えだした。
「ちっ!………あ、あんな爺さん…悪いんやけどウチ忙しいねん!…リュカはん達にも申し訳あらへんけど、今大事な打合せ中なんや…少し別室で待っててくれる?」
今舌打ちした!
完全に関係が悪化しているじゃん…

「…少しくらいなら構わないけど、僕お腹空いたから何か食べ物をくれる?」
「あ…え、ええで!直ぐに用意させるわ!…しかし相変わらず遠慮が無いなぁ、リュカはんは!」
「まぁね!本当はエコナを喰べに来たんだけど、忙しそうだから…」
「ははは…ま、また今度な…」
重傷ね…
お前を喰べたいって言ったのに、それをやんわり断ったわ。
リュカラブ?のエコナさんが…



私達は屋敷のメイドさんに案内されて、別室でエコナさんを待つことになった…
お父さんの要望通り、大量のお食事を振る舞われ…
でも、とても食べる気になれない。
何とか“エコナさん破滅”イベントは回避しなければならない…私の所為で彼女が不幸になるのは避けなければ。

「余裕が無さそうだな…エコナ…」
不意に呟いたお父さん。
「そりゃ大切な打合せ中に勝手に押しかけ、部下の目の前でキスしたり口説いたりされれば、誰だって取り繕う為余裕が無くなりますよ!」
相変わらずお兄ちゃんは解ってない…

「お前は何も分かって無いな、ティミー…」
「な、何がですか!?」
「はぁ…説明すんのもめんどいから、少し黙っててくれ…」
流石のお父さんも疲れた様だ…

「なぁ爺さん…何があったんだ?」
お兄ちゃんへの説明を回避し、事態の把握の為タイロンさんへ直接尋ねるお父さん。
そしてタイロンさんから語られた、エコナさんの評判…
さ、最悪だぁ………


「はぁ〜………そんな事だろうと思ったよ……エコナは視野が狭い!町を大きくする事しか見てない………焦る事無いのになぁ…」
いやいや…まったりこいてる場合じゃないわよ!
何とか助けてあげないと…



「お待たせリュカはん!…けど、あまり時間は無いねん!仕事が溜
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