暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜自称常識人な問題児もいるようです〜
第二話
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そんな笑ってない目で言われてもね…)
「や、やだなあ御四人様。そんな狼みたいに怖い顔でみられると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんなことを黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「場合によっちゃぶっ殺す」
「あっは、取りつくシマもないですね♪って最後の人は怖すぎますよ!」
バンザーイ、と降参のポーズをとる黒ウサギ。
しかしその目は冷静に4人を値踏みしていた。
(肝っ玉は及第点。この状況でNOを言える勝ち気は買いです。一人を除きますが…
まあ扱いにくいのは難点ですけども)
黒ウサギはおどけつつも、4人にどう接するか冷静に考えを張り巡らせている
と、春日部耀が不思議そうに黒ウサギの隣に立ち、黒いウサ耳を根っこから鷲掴み、
「えい」
「フギャ!」
力いっぱい引っ張った。
何故か耀に続き十六夜、飛鳥も黒ウサギの耳を引っ張った。
鷹史は後が面倒そうだから引っ張らなかった。
そして引っ張られた黒ウサギは、言葉にならない悲鳴をあげ、その絶叫は近隣に木霊した。
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