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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
ジジイに杖渡す
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どうなっていたことか…
「ティミー…お父さんが不真面目で良かったわね?」
あはははは…
不真面目で良かったなんて、どんな父親だよ!
数日経ち、私達は再びグリンラッドのじーさまに会いに来ました。
重要アイテムの『船乗りの骨』を入手する為に。
「じゃ〜ん!お爺ちゃん、手に入れたわよ『変化の杖』を!」
「お…おぉぉぉぉ!何と本当に手に入れてくるとは……よ、良し!船乗りの骨と交換じゃ!」
見せびらかす様に杖をじーさんの鼻っ面へ突き付けると、大喜びしながら船乗りの骨を取り出した。
でも…交換しようとした瞬間、お父さんが変化の杖を私から取り上げ、この取引を妨害し始めた。
「な、何じゃ!?この骨との交換の約束じゃぞ!…いらんのか船乗りの骨…」
いや、要るし!絶対に必要だし!!
「爺さん…聞きたい事がある。この杖を使って何をするつもりだ?」
「何って…変化の杖じゃぞ!変化するんじゃよ!」
そうよ。他の用途が見つからないわ!
「先に僕のドラゴンの杖で、屍に変化させるぞ!変化して何するのかって聞いてるの!…悪用されると困るのだが…」
ちょっと…そんなに怒らないでよ…怖い…
「悪用ぅ?変化する事しか出来んのに、どう悪用するんじゃ!?」
「どうもこうも、他人に化けて悪事を働く事は出来るだろ!」
「安心せい!ワシはグリンラッドから出る気は無い!時折やって来る者を驚かしたいだけじゃ!」
じーさんと睨み合うお父さん…
サマンオサの悲劇が相当心に残っているのね…
でもそれがないと先に進めないんだけど………
「お、お父さん…お爺さんの事を信じましょうよ…この人は悪い人じゃ無いですよ!」
「そ、そうですよリュカさん!マリーの言う通り、この爺さんなら大丈夫だよ!万が一変化の杖を悪用されても、俺達にはラーの鏡があるじゃんか!」
私もウルフも、口を揃えてじーさんの安全性を力説する。
「……………」
お父さんは目を瞑り、少しだけ考えると私の手を取り、
「マリー…ちょっと……………あ、他のみんなは待ってて!」
小屋の外へと連れ出した。
ハンパなく寒いんですけど…
早く室内へ戻りましょうっよ〜…
「なぁマリー…」
「な、なんですかぁ?寒いので手短にお願いしますぅ〜…」
「あの船乗りの骨って何に使うアイテムなの?絶対に必要なの?」
「えっと…船乗りの骨がないと、幽霊船が見つけられないんです。そうすると幽霊船内に在る『愛の思いで』ってアイテムが手に入らなくなり…『愛の思いで』がないと『ガイアの剣』が手に入らず…最終的には『シルバーオーブ』が入手不可になるんです!だから絶対に杖と交換しなければならないんですよ!」
何を心配しているのかは分からないけど交換は必須なんだから、早く暖かい室内
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