暁 〜小説投稿サイト〜
とある緋弾のソードアート・ライブ
第六話「レストラン・パニック」
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ポーションの女性は、一般よりも遥かにスタイルがよい(本人は自覚してない節があるが)滝壺を嫉妬心を抱かせるほどだった。更に隣にいる女性は他の少女たちに若干劣るものの、それでも目の下のクマを除けば外見は全てがパーフェクトと言えるものだ。

 浜面が見惚れるのも分かりはする。だが、それはそれ。これはこれである。

 「怒」のオーラを巻き上げる滝壺に対して浜面は何回も頭を下げるしかなかったのであった。

「上条さんもあんな子たちに囲まれたいですなぁ……」

 ちなみに上条のこの発言は、暴食を続けるインデックス。それを見ながら呆れるオティヌスとイブ。そして「すいっません!」を連呼する浜面とそれを笑顔で、冷ややかな目線で見下す滝壺の耳には届かなかった。もしもこれがインデックスやオティヌス、ここにいない御坂美琴や神裂火織、五和、食蜂操祈などに聞かれていればと考えると血の気が引くが……あいにく上条当麻にそういうこと関係の思考力は無いし、彼女らには聞こえてはいないので別に危惧するようなことではないだろう。

 ウェイターが上条たちの席に近づいてきた頃には、滝壺の怒りも、一応は落ち着きを見せていた。

「お客様、お待たせいたしました。ご注文をどうぞ」
「ハンバーグセットを一つ、ドリンクバー付きでお願いします」
「ハンバーグセットですね?かしこまりました。ドリンクバーはあちらにございます」

 この店のセットにはドリンクバーが付けることができる。もちろん浜面が注文したステーキセットにも、滝壺が注文したキチン南蛮セットにも付けることができ、2人はこれを追加した。浜面の手元にあるコーラも滝壺の手元にあるオレンジジュースもそれである。ちなみに注いできたのは浜面。日頃「アイテム」のドリンクバー係を務めている(押し付けられている)彼だが、今は滝壺とのデート中である。デート相手の女性立たせるわけにいかないと、自主的にドリンクバーに向かうのは当たり前、と彼の中では考えていた。

 それはともかく(閑話休題)

「じゃあドリンクバーに行ってきますよー」
「あ!私も行く!」
「私も行きます!」

 ドリンクバーに行こうと立ち上がった上条についていく形でインデックスとイブも立ち上がる。空になったメロンサイダーのコップを持つインデックスと少し残っていたサイダーを飲み干し、上条と共にドリンクバーに向かう。

「気をつけろよ」

 ドリンクバーに向かうのに何を気をつけるのか。と上条は言い返そうとしたが、今までのことを思い出して、「何もなかった」ことの方が少ないことを思い出し、素直に「分かった」と返事することにしたのであった。







2,







「シン。七罪は何がいいと言っていたかな?」
「七罪です
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