第2巻 神木村復活
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ドメをさすらしい。殺すのはアマテラスがやるのか?俺は筆業が使えねぇ、でもそれでいいのか?押し付けちまって。
よくねぇ……たとえ妖怪だろうと、生き物を殺す事には変わりねぇ。
アマテラスにだけ押し付けたりしたくねぇ。だったらやるこたぁ一つだ。
刀が淡く光りだす。
「これが俺の覚悟だ!」
敵を斬る。真っ二つになった敵は地面にぼとりと落ちて草花を咲かせる。
アマテラスも筆業で倒した。
初めて自分から生き物を殺した。ちょっと気持ち悪りぃがここは耐えねぇとな。
俺が決めてやった事だ、吐いてちゃかっこがつかねぇ。
戦利品を拾っておく、妖怪は産墨というものを落とした。筆調べに使う神なる墨。墨ひょうたんに入れておける。
そしてサクヤ姫の木の前に戻ってきた。
あの中で大体2000両くらい拾ったかな、壷とか頭突きで破壊できるものは全部壊した。
ん?そんな事どうでもいい?まぁ一応報告したまでだ。
俺達は実に近づきアマテラスが一閃する。
実は落ちた瞬間ぶわっと葉が舞う。風が吹き、実を中心にして草花が咲き誇っていく。
木は葉を生い茂らせ、水や空気が澄んでいく。花びらが舞い散り、村は元の姿を取り戻した。
「すげぇきれいだ……」
ずっとサクヤ姉ちゃんは村を守ってたんだなと、そんなすごい人の胸をまさぐっちまうなんてと言い始めるイッスン。
反省したか?イッスン。
「ブフフフフ!」
反省したとはこれっぽっちも思えない笑い声が聞こえた。
「……イッスン、俺はてめぇを許さねぇ!!」
刀を抜く。アマテラスはびっくりした後慌ててイッスンを落とす。
「あわわわわ!ま、待て兄ちゃん、話せばわかぎゃああああああ!!!」
……豆の処理のため少々お待ちください。
お待たせしましたぁー!
じゃ、話を進めます。
「アマ公、村の様子見に行こうぜ!俺、神木村がどんなとこか見てまわりたい!」
「わん!」
俺とアマテラスは駆け出す。
「……ま、待て……オイラを……置いてくなァ」
なんか声が聞こえたけど気にしない!
階段を下りていくとなんか変な石像があった。
「何だこれ?」
こんな所に石像なんてあったっけェ?とイッスンが……
ってイッスンいつの間に復活して来たんだ?まぁいいや。村に行って人探そ。
俺達は村に向かうと、そこら辺にさっきと同じような石像があった。
石みたいに固まって動かない人々。
イッスンが石像を見て何か行った瞬間、何かの唸り声が響く。
あんな唸り声は聞いたことがねェやとイッスンは言う。
早くまともな人間を探す事になった。
「そうだな」
イッスンによると石像は皆村人ら
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