組み分け
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組み分けを受けてください」
「アボット・ハンナ!」
次々に呼ばれ、組み分けを始まる。みんな緊張しているのか、転んだり躓いたりして椅子に座っていく。
「グレドール・アッシュ!」
自分の名前が呼ばれ、ゆっくりたけどしっかり歩き椅子に座る。そして頭に帽子をかぶせられる。
「フーム、面白い。狡猾で自分の目的のためなら手段を選ばない。頭が良く、才能もある。だが、他人を信じない。
君はスリザリンに入るべきだろう。しかし、私は君をスリザリンに入れるわけには行かない。例えそれが、彼らを裏切ることになったとしても。君は、グリフィンドールに入らなければならない。未来のために。
グリフィンドール!」
最後の言葉は大広間全体に広がり、グリフィンドールのテーブルから歓声が上がる。アッシュは、帽子を脱ぎ、テーブルに向かう。
そして、赤毛の眼鏡をかけている少年の隣に座る。
「初めまして、監督生のパーシー・ウィーズリーだ」
話しかけられいることも上の空でさっき帽子に言われたことが頭の中で反響する。
『君がグリフィンドールに入らなければならない。未来のために。』
落ち着いた所で、初めて上座の来賓席を見る。そこで、アルバス・ダンブルドアと目が合う。ダンブルドアは自分を見ると、どこかほっとしたような顔をした。
なるほど、マクゴナガル経緯で俺が『パーセルマウス』だってことが知っているな。それよりも、『彼らを裏切ったとしても』ってなんのことだよ。
アッシュは、歓声が爆発するテーブルでただひとり俯いて考えていた。
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