組み分け
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した。ホグワーツに居る間、皆さんの良い行いは、自分の属する寮の得点になりますし、反対に規則を違反し時は寮の減点になります。学年末には、最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮に入るにしても、皆さん一人一人が寮の誇りになるように望みます。
まもなく全校列席の組み分けの儀式が始まります。」
聴き慣れた声が聞こえ、目線を上げると説明に来たマクゴナガルがそこにはいた。生徒達はどんな組み分けをされるのかと口々に話し、一年生が詰まった部屋は緊張感に包まれている。アッシュも普段は緊張しないが、この時だけ少し落ち着かない気持ちになる。
「さあ、行きますよ。組み分けの儀式がまもなく始まります」
一年生はゾロゾロと並びながら、二重の扉を通って大広間に入った。
そこには、本で読み想像していたよりも、素晴らしい光景が広がっていた。おもわず息を呑み、ここで暮らせることに喜びを感じる。
マクゴナガルは四本足のスチールを置き、その上にボロボロの帽子を置いた。その帽子をじっと見ているとつばのヘリの破れ目が、まるで口のように開いて、帽子が歌を歌いだした。
私はきれいじゃないけれど
人は見かけによらぬもの
私をしのぐ賢い帽子
あるなら私は身を引こう
山高帽子は真っ黒だ
シルクハットはすらりと高い
私はホグワーツ組み分け帽子
私は彼らの上をいく
君の頭に隠れたものを
組み分け帽子がお見通し
かぶれば君に教えよう
君が行くべき寮の名を
グリフィンドールに行くならば
勇気のある者が住まう寮
勇猛果敢な騎士道で
他とは違うグリフィンドール
ハッフルパフに行くならば
君は正しく忠実で
忍耐強く真実で
苦労を苦労と思わない
古き賢きレイブンクロー
君に意欲があるならば
機知と学びの友人を
ここで必ず得るだろう
スリザリンはもしかして
君はまことの友を得る
どんな手段を使っても
目的成し遂げる狡猾さ
かぶってごらん!恐れずに!
興奮せずに、お任せを!
君を私の手に委ね
だって私は考える帽子!
歌が歌い終わり、全員が拍手喝采をした。そんな中でアッシュは、「グリフィンドールは騎士道」「スリザリンは狡猾」そんなことを言ってるから仲が悪いんじゃないか。と思っていた。
俺はスリザリンだな。性格的に騎士道なんて持ち合わせてないし、正しくないし、意欲もない。スリザリン向きの正確だしな。
「ABC順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶり、
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