二十五章
黒鮫隊でのライブ×足軽達の動き
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所に戻してから、俺は地上に戻るともう少しで夕方になる所だから部屋に戻ると一真隊の武将全員が集まってお茶を飲んでいた。
「あ、お頭。先程の楽器で兵達は随分と気合が入ってましたよ」
「そうか?まあ三日前から練習していたんでな、たまに弾くようにしていた」
「太鼓に三味線や尺八で盛り上がる何て、これまで以上に驚きました。あと何やら南蛮にありそうな楽器までありましたけど、あれは何なのですか?」
「ギターにベース、あとはドラムだな。『いたいたお頭、ここにいましたか?』うん?一真隊の組頭か、何かあったか?」
一真隊の組頭が来たので、俺は立ち上がり組頭の所に向かった。本来ならお頭の俺よりここにいるひよ達に用があるはずだが、お頭である俺に用があるのは余程じゃない限り俺には聞いてこない。なので詩乃と雫は、なぜひよ達ではなく俺なのか疑問に思ったらしい。軍師達と同じく疑問に思ったひよ達もだったけどね。
「何か用か?組頭」
「一真隊の調練の様子を見て頂きたくて、お頭を探してました『夜叉となった足軽達の動きをチェックして欲しくて探してました』」
「そうか?では行こうか『まあ夜叉化となっても、今は人間としての容姿だもんな。それと早速南蛮語を使っているようだな』」
俺と組頭の話を聞いていたひよ達は、調練という事で付いて来ようとしていたが俺に用があるのならば秘密特訓の一つでもあるからダメだと言っておいてから行ったが、ひよ達が付いて来ているのがバレバレであった。ひよ達でも知らない調練を見るためと、これから何があるのかを久遠達に報告するためかもしれないけどね。呼ばれて来たら、ほとんどの各衆足軽達と組頭達がいたのでとても驚いていた。
「(ねえねえ、あそこにいる足軽達は壬月様と麦穂様に三若の柴田衆と丹羽衆と赤黒母衣衆がいるよ)」
「(それに一真隊の各衆や足利衆・姫路衆・森衆・浅井衆・松平衆もいるね。これは一体どういう事なの?詩乃ちゃん)」
「(私にも分かりませんね。分かるとしたら連合の各衆にいる足軽達と組頭がいるという事でしょうね、あそこには長尾衆と武田衆もいます)」
遠くから見ていたひよ達だったが、ここに集まったのはひよ達以外だと久遠達畿内連合の家老である壬月と麦穂に、長尾衆の家老の秋子と武田衆の家老である春日も異変に感じてひよ達のところに集まっていた。そして見ていると何やら調練の様子だったけど、動きが何となく三日前と明らかに違うと言った壬月達家老だった。
「何やら兵達が一塊になって集まっていると聞いて来てみたら、これは一体何をしているんだ?あそこには一真様がおるな」
「連合の兵達が全員いるみたいですが、詩乃達はどう見ますか?」
「明らかに私達には秘密特訓にしか見えませんが、一真隊の調練かと思いここに来
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