第四話「ウェスト・ランド」
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ったが、とりあえず明日もこの遊園地には訪れる予定なので、今日は夜のパレードまでこの遊園地を楽しむことになっている。
時間も考えて、明日行われる3つの大きなショーのうちの一つの下見、そして比較的アトラクションが他のエリアより少なくこの時間からでもエリア全部のアトラクションを乗れそうな「シー・ベンチャー・ランド」に向かうことに決定していた。
一行は「ミーン・ストリート」を抜けるとそこから西側の2つのエリアへと繋がる橋を渡り、そこから目的のエリアに入る。
途中、大航海時代をモデルにしたアトラクションが密集した街「パイレーツ・ボヤージュ」にて行われていたハロウィンを記念したエリアごとのコスプレのイベントに食いついた耶倶矢と夕弦が、借り物の海賊服のコスプレを見せた時は2人の容姿の良さとノリの良さが合間って、まるでマスコットとの記念撮影のように列ができてしまい大変なことになったりしたが、なんとか無事に「シー・ベンチャー・ランド」に一行は到着。
到着した後は水中を透明なチューブで巡るジェットコースター「スケルトンパイプ」や、乗り込んだボール型のライドが水流によって打ち上げられる「ハイドロポンプ・ジェット」などのアトラクションに乗り、始めてアトラクション乗る七罪や絶叫系が苦手な四糸乃、琴里の悲鳴、そして十香や八舞姉妹、士道の叫び声が何回も「シー・ベンチャー・ランド」に響き渡った。
11月3日 5:28
「ウィスト・ランド」
「──ん。あそこ、これからショーやるのかな」
「シー・ベンチャー・ランド」と遊園地の中央にある広場「キングダム・プラザ」のちょうどエリア同士が密接した場所にいた一行はそこで人だかりが出来ている簡易ステージを見つけていた。
「キングダム・プラザ」の中央に設置されたそのステージの周りには少数だが徐々に人だかりが形成されていき始めており、これから、何かあそこで始まるという雰囲気が醸し出されていた。
令音「……どうやら6時からあそこで仮装大会を行われるらしいな」
手持ちのパンフレットに載ったイベント表を見ながら士道たちの疑問を解く令音。
令音の説明では、「なんらかの仮装さえしていれば」誰でも参加が出来るイベントらしく、来場客の飛び込み参加だけでは無く、イベント中のスカウトマンによる観客の指名参加という物もある、いわゆる参加型のショーらしい。
ハロウィン期間限定のイベントで、参加者にはプレゼントもあるという。現にステージの周りには様々な格好をした来場客たちがスタッフに話しかけ、ショー参加のために案内されていた。
それを聞き反応を示した2人がいた。耶倶矢と夕弦だ。
耶倶矢「ほう──我らが海賊皇帝の姫姉妹(パイレー
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