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とある緋弾のソードアート・ライブ
第三話「精霊と電脳の剣士、幻想殺しと橙茶色の少女」
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「夜刀神十香だ!こちらこそよろしく頼む!」
「桐ヶ谷和人の妹の桐ヶ谷直葉です。いっしょに旅行、楽しみましょうね」
「五河琴里よ。私も士道の妹なの。同じ妹同士、仲良くしましょ」
「綾野珪子です。よろしくお願いしますね」
「よっ、四糸乃です……どうもよろしく」
『よしのんだよー!よろしく!』
「可愛いパペット人形ね。篠崎里香よ。よろしく」
「我は八舞耶倶矢だ。よろしく頼むとしよう!」
「紹介。八舞夕弦です。よろしくお願いします」
「壷井遼太郎です!よろしくお願いしっす!」
「誘宵美九ですー☆よろしくお願いしますねー!」
「七罪よ。6日間、よろしくね」
「村雨令音だ。よろしく頼む」


こうして



──まずは、精霊と電脳の剣士が、交差する──



──自己紹介からおよそ30分後。

「ってことは、本当に美九さんって、あの「誘宵美九」なんですか!?」
「ばれてるなら仕方ありませんね。ホントですよー」
「マ、マジでっ!?私、顔見たことないけど曲聴いてて、ファンだったのよ!良かったらサインなんかお願いできたら……」
「いいですよ」
「いよっし!」
「あっ、私も私も!」

 髪型をポニーテールに変え、伊達眼鏡を掛けていた美九だが、流石にまじかで見られるとばれてしまい、"他のお客さんに知られないようにしてくれるなら"という条件をつけて、シリカ・リズベット・リーファにサインを書くことになっていたのだった。
 ちなみにキリト、アスナは「誘宵美九」について何も知らなかった。まぁ聞いたところ、キリトは元からそんな物に興味を持つような人間じゃないらしいし、アスナはいいところのお嬢さんで、あまりそういうことに疎いとのことだった。
 前に士道の友人の殿町宏人が「美九たんを知らないようなヴァカは、同年代に士道だけ」とか言っていたが、案外間違っていたようだ。今からでも土下座して尻からスパゲッティを食ってもらえるだろうか。


「では皆さん!前方をご覧ください!!」

 と、携帯で「殿町宏人」の名前を探していた士道は、バスの前方から響いてきたバスガイドの声で、顔を前へと向けた。

「えー。この壁の向こう側が学園都市となっています。面積はおよそ東京都の約三割!人口230万人、内八割が学生という正に総合教育機関の結晶とも言える街となっています!」
「おお!士道、見ろ!あのゲート、ロボットがいるぞ!!」
「おお、ホントだ!まるでドラム缶みたいだな…」

 見るとゲート付近の道路にいくつかのドラム缶型ロボットがうろついていた。正面にモノアイのようなカメラがついている。

 ロボット技術は進歩しているとは言え、まだ街中で見かけることは少ない
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