第二話「学園都市バスツアー」
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リアの知り合い説明しておいた。あながち間違いでもないだろう。
「ここら一体は前までは私たちのような暗部の小組織が隠れ家として使っていましたので、ここら一帯は今でも立ち入り禁止区域になっているんですよ。まぁ、近くに解放されるみたいですが」
「それにこの地下街なら調査が失敗して撤退するときも隠れる場所も豊富だし、追っ手を巻くことも可能だ。なんなら結標や海原もつけるぞー」
「私はいつからハッピーセットについてくるオマケみたいな扱いになったのよ」
「私も右に同じです」
「つれないにゃー」
「別にいいわ。っていうか手伝った方が邪魔になるわよ。これは武偵校への依頼。部外者をホイホイ巻き込むわけにはいかない」
アリアの言葉を聞いて少し苦い顔をする土御門。その反応に少し違和感を持ったキンジだったが、その違和感は発せられた白雪の言葉で遮られた。
「それよりも本当に学園都市の学生は超能力を持っているですね……驚きました」
「ま、大半は俺みたいな低能力者や無能力者が殆どだがな。結標のような大能力者は珍しいんだ」
「能力を得るには確か脳をいじくりまわさなくてはいけないのだ。本で読んだことがあるのだ!」
「そ、そうなのか?」
「あながち間違いってないにゃー」
「はいはーい!ここでりこりんからしっつもーん!私たちでいう超能力者と学園都市の超能力者ってどう違うの〜?」
「東京の武偵校とかでは習わないのかにゃー?あそこにも超能力関係の学科はあるんだろ?あっちは超能力だが」
「あたしはイギリスにいるころから超能力者の事件に立ちあったことがあるからともかく…日本では超能力者による事件は少ないから。あまりSSR以外は超能力について知らないのよ」
「なるほど。そうでしたか」
「調査対象の障害に超能力者がいることも考えられるからちゃんと説明した方がいいわね…お願いできる?」
「お安い御用だぜい」
アリアの頼みに親指を建てる土御門。そう言うと、武偵たちに超能力の説明を始めた。
「簡単に言えばおまえらの言う超能力っていうのは、魔術と超能力の中間みたいもんなんだぜい」
「魔術……?」
久しぶりに聞いた胡散臭い単語にキンジは反応する。 それに構わず、説明を続ける土御門。
「例えば学園都市製の超能力はさっきも言ったように一度、能力のレベルが決まっちまえばレベルアップは相当難しい。それに身につけられる能力は基本一つしかないしな。それを応用すれば色々な現象を起こすことができるが」
「……」
「僕たちの知っている超能力も基本1人一つの能力しか身につけられない。しかしそれはやろうと思えば誰にでも身につけられるモノだし、レベルアップも可能だ」
「……それって聞い
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