第二話「学園都市バスツアー」
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すか」なんて」
「スグまで……」
「ハッハッハッ。昔はキリの字にも可愛いところがあったってこといでぇ!」
最後に放たれたクラインの一言を間髪入れずに足を踏むことで、キリトは(物理的に)黙らせる。
??
「私たちも大概ですけど、あっちの団体の男女比も中々ですよね〜。2倍の差があるますもん」
「ホントね……ぷっ。ねぇ、あの真ん中の男の子、士道に似てない?」
突然吹き出した七罪の一言に一同の目は近づいてきてる集団に釘付けになる。
「へ?俺に?」
荷物を詰め込んだ士道は、皆の目線の先にいる少年を見た。何やら青年と口論をしているような少年は、個人的には自分と似ているとは思えなかった。
「おおっ!確かにな!体つきが細いところとか!」
「同感。夕弦も耶倶矢と同じ意見です」
「なんか頼りなさそうなところとか」
「オイ」
耶倶矢、琴里の一言に思わず突っ込む士道。
「確かにシドーと同じで優しそうな感じがするぞ!」
「十香……」
「あと……なんか女装とか似合いそうですよねー」
「美九ちゃん。それ、私も思ったわ」
「七罪さんもですかー」
「私も……ちょっと」
「………」
引きつった笑い方をする機会がこの頃増えた気がするのは自分だけだろうか。多分そうだろう。
「もう一度見たいですねぇ…士織ちゃん」
「待て美九。そう言いながらうちの学校の女子用制服を取り出すな。落ち着け。それとお前なんでうちの制服持っているんだ?」
「もちろん、いつでも何処でもだーりんを士織ちゃんにメイクアップさせるために…」
「やらないからな!もう女装はやらないからな!!」
声を荒げる士道。と言っても、バスガイドや通行人に聞かれないためにできるだけ静かな声で、だが。
ともかく、士道にはもう、更々士織ちゃんにチェンジアップする気などない。毛頭だ。
「私も見たいわー。ま、最も私の力があれば自由に士道くんの姿なんて自由に変えられるんだけどね…」
「すいません、ホントやめください。もう女の子はこりごりです」
「何言ってんのよ。何度でも必要だったら登場してもらうからね。士織ちゃんには」
「うう…琴里。ホントご勘弁を…」
??
「あ!そうだ!今度キリトの女装大会とかしない?私たちがプロデュースしてさ!」
「はぁ!?おい何言ってんだ!ふざけるな!」
「え……それは流石に…アリね」
「ちょ!?アスナさん!?」
「それは流石にキリトさんが……」
「シリカは見たくないんですか〜キリトの女装姿」
「うっ……」
「シリカ!そこは否定してくれないか!?」
「昔は親戚のお姉さんとかにふざけてさせられて
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