暁 〜小説投稿サイト〜
とある緋弾のソードアート・ライブ
第一話「交差する世界」
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「あれか。ロールパンを縦に切ってウィンナーを挟んだ…あれなら私も賛成だ」
「よし来た。んじゃ、まずはパンに切り込みいれてから…」


 ??


インデックス「ごちそうさまでした!」

 ロールパンを使ったホットドッグを16個、平らげたインデックスは、元気良く手を合わせると「ごちそうさま」を口にする。

「……念のため昨日コンビニで2袋買ってきといてよかった…。あやうく追加で買いに行くところだったな」
「相変わらずすごい食欲だな…16個ペロリと平らげたぞ」

 半ば呆れながら、上条とオティヌスは皿を重ね始める。

 ちなみに一袋に入っていた個数は6個。それウィンナーと共にを半分に切って計24個の一口サイズのホットドッグを作ったので、実にインデックスはその3分の2を1人で口にしたということになる。

 体が小さなオティヌスは1個、上条は7個と2人の食べた数を足してもその2倍は食べていることになる。居候のシスターだと言うのに配慮も質素もクソッタレも無い食べっぷり。相も変わらず、すごい食欲だ。

「ホントお前は少しくらい『遠慮』って言葉を知った方がいいぞ…」
「それは朝ごはんを遅れたとうまが悪いんだよ!まったくも〜!」
「禁書目録、こいつにはこいつの事情があるんだよ。そこんところを分かってやれ」

 流石は人の何倍も長く生きている元魔神である。大人だ、と上条は素直に感心していた。

「って言ってもねオティヌス。とうまがたびたびわたしのごはんを忘れて、自分だけ美味しい物を食べてるのも事実なんだよ!」

 しかしすかさず反論してくるインデックス。上条はすぐさま否定しようとするも(主に「自分だけ」美味しい物を食べているというところに)、実際に当てはまるところもあるのも事実だ。思わず「うっ」と声を漏らす。

「もっととうまがわたしのごはんのことを忘れないで、文句も言わずに作ってくれると嬉しいんだよ!例えばクラスメイトの女の子みんなが自分の料理を食べたそうな目をしていたら、何も言わずに作ってくれるくらいに──」


 ??


「ぶえっくしょい」


「む、シドー。どうした?風邪か?」
「いや、なんでもない。ただのくしゃみだよ」
「そうか…それなら早く昨日デパートで貰ったクジでクジ引きに行こう!!今回も大当たりが引ける気がするぞ!!」
「はは……いくらなんでもそれは──」







2,







「──大当たり!!」

 夕焼けの商店街に自らの存在を主張するかのように鳴る鐘の音と横にいる目を輝かせている十香からの 「シドー!やったぞ!大当たりだぞ!」というはしゃいだ声を聴きながら、五河士道は漠然と後ろに貼ってある賞品ボードを目にした。

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