とある緋弾のソードアート・ライブ
英雄の選別
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…私はアイザック・レイ・ペラム・ウェスコット。DEM社の代表取締役をしている。よろしく」
にっこりと微笑むアイザック。しかしそれに友好の証を上条は微塵も感じ取れなかった。
しかしDEM社とは何だろうか。聞いたこともない会社だが、この男はその会社のトップに立つ者らしいが。
「……で、元魔神の私やコイツはともかく、なんでただの人間らしきお前が無事でいられるのか聞かせてもらおうかアイザック」
「さぁね。私とてこんな空間に来るのは初めてなんだ」
即座に肩を竦め首を横に振るアイザック。その様子を見て上条は、どうやら本当に何も知らないと見ていいだろう、と判断する。
「ただわかっているのは、ここが世界が終わった後の果てであること。それと…」
と、アイザックの言葉が止まる。その目線の示す先を見るために上条とオティヌスは後ろへ振り返る。
「──どうやら無事なのは我々だけではないようことだ」
??
──少年がいた。
黒髪の鋭い双眸をしたブレザー姿の少年が。
──少女がいた。
ピンク色のツインテールにまるでツノみたいな髪留めをした可愛い少女が。
──少女がいた。
ストレートの黒髪を足元ぐらいまで伸ばしオレンジ色の尻尾を生やした。
──少年がいた。
少し痩せ気味の黒のマントを羽織った少年が。
──少女がいた。
長い黒髪と大きな黒目を持つ小さな少女が。
──男がいた。
屈強な、正に戦士と呼べるような落ち着いた雰囲気の男が。
──少年がいた。
中性的な顔立ちをした優しそうな双眸の少年が。
──少女がいた。
夜色の髪と水晶の瞳が特徴的な美しい少女が。
──人間がいた。
見た目は男性にも女性にも、老人にも子供にも、聖人にも罪人にも見える人間が。
??
「な……んだ。ここは……」
「あたしたち……さっきまで教室にいたわよね…」
「フ、フハハハハ。面白い!面白いぞ!こんな面白いことは生まれてこのかた、数えられるほどしかあるまい!」
??
「──ア、アスナ?ど、どうなってるんだ」
「パパ。なんだか……怖いです」
??
「──こ、琴里!?折紙!?四糸乃!!耶倶矢、夕弦!!美九!!」
「な、なんなのだここは…シドー。なんだか嫌な感じがする場所だ」
??
「ふむ……これは興味深いな」
「まさかここまで計画が進んでいたとは…驚きだよ」
??
「こ、猴ッ!!」
「ッ!!」
「──ヒースクリフ!?」
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