とある緋弾のソードアート・ライブ
英雄の選別
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つも通り」だった。
起きたら白雪に夜這いされており、それを見たアリアが勘違いしてガバメントを乱発し、慌てて家を飛び出しそのまま学校へ直行、朝あったレキに挨拶すると「……」と無言の圧力をかけられ、教室に入れば白雪に入れ知恵したと思われる理子、更に武藤にからかわれ、それに乱入して勝手にキレたアリアのガバメント乱発にまた巻き込まれるという良くも悪くも「いつも通り」だった。
??
──桐ヶ谷和人ことキリトは良くも悪くも「いつも通り」だった。
学校が終わってからエギルの店に集まり作戦会議をした後、聖剣エクスキャリバーを手に入れるためのクエストを受け、なぜかALOの危機を救うことになり、なんだかんだで邪神たちを救い、シノンにいじられ、他の女性陣とクラインからジト目で見られ苦笑するという、良くも悪くも「いつも通り」だった。
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──五河士道は良くも悪くもいつも通りだった。
学校へ十香、耶倶矢、夕弦らと一緒に登校し、他の男子からジト目で見られ、クラスにつくと十香と折紙が自分を挟みながら喧嘩を繰り広げ、巻き込まれ、また男子・及び女子達にジト目で見られ、家に帰ったら四糸乃や美九、七罪がおじゃましていて、ぎゅうぎゅうの中で夕食を食べていると折紙が突入し、また喧嘩になるという良くも悪くも「いつも通り」だった。
??
皆が皆、今日という一日だけは、良くも悪くも「いつも通り」だっ
──バキッ
??
バキッ、と何かが壊れた。
ベキっ、と何かにひびがはいった。
バラバラ、と何かが崩れていった。
ガラガラ、と何か落ちていった。
パキン、と何かがガラスのように割れた。
??
「は………」
上条当麻は我ながら素っ頓狂な声を出したものだと思いながら、その声を出さずにいられなかった。
確かに上条はほんの一瞬、瞬き一つする前は自分の部屋で洗い物をしていた。
インデックスとオティヌス、三毛猫(オティヌスを見ながら目を爛々としていたが)は仲良くテレビを見ていた。
それは間違えなかった。
変えようのない事実だった。
だが今、上条の目にはインデックスも三毛猫も自分の部屋を見えなかった。
暗闇。その場所をそう呼ぶのは相応しくないかもしれない。いや、そもそもここは『場所』ですらない。あえて言うなら、本当に何も見えない世界。
この言葉が一番似合うような空間に上条はいた。
そして、上条はこの空間を知っている。
「……暗黒の位相…ッ」
──全てが滅んだ後、訪れる暗黒の世界。
上条の全身からどっと、嫌な汗が噴
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