暁 〜小説投稿サイト〜
ザンネン6……何か悪いの?
五話
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
き、スズカゼが説明の終わりを知らせる。

「チームラビッツ、再出動を命じる。」

シモン司令の言葉で、六人に再び緊張が走る。

「破壊された通信衛星を、再設置してほしい。」

「(ホッ・・・。)」

設置作業という命令で、戦わずに済んだと六人はほっとするが・・・

「それで、その・・・みんなのアッシュなんだけど・・・。」

スズカゼが言いづらそうにリモコンを押す。そして画面に整備中のアッシュが映ったのだが、

「な・・・何なんですか!?」

一番先にマヤが声を上げる。アッシュに見たことのある企業のロゴマークが入っていたからだ。

「あなたたちの活躍を見て資金提供したいっていうスポンサーが集まってね・・・。」

「俺、ここの胃薬使ってる。」

アサギが腹を押さえて言う。どうやら世話になっている薬の製薬会社がスポンサーらしい。

「あたしの焼肉屋・・・。」

タマキが呆れて言う。女子なのに焼肉屋なんて、それは納得がいかないのもわかる。いや、
そもそもスポンサー自体おかしいのだが・・・。

「私の…………ゲーム会社…………」

ブラック6には有名なゲーム会社のロゴが映っていた

「取材のカメラも入るから、出来るだけ、カメラにロゴが映るようにしてね。」

『はあ!?』

「私たち、見世物じゃありません!」

ケイが抗議するのも無理はない。命懸けの戦いをこんな形で評価されては・・・。

「機関を認知してもらうためには、仕方ないのよ・・・。」

スズカゼがスポンサーに納得しなさそうな顔で言う。しかし・・・

「了解しました! あの、自分のアッシュに絵とか描いていいですか?」

イズルのみやる気満々だった。

「いいわけないだろ!」

「どこまであんぽんたんなの!?」

「バカ……………」

チームのみんなにツッコまれたイズルであった。

続く
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ