五話
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き、スズカゼが説明の終わりを知らせる。
「チームラビッツ、再出動を命じる。」
シモン司令の言葉で、六人に再び緊張が走る。
「破壊された通信衛星を、再設置してほしい。」
「(ホッ・・・。)」
設置作業という命令で、戦わずに済んだと六人はほっとするが・・・
「それで、その・・・みんなのアッシュなんだけど・・・。」
スズカゼが言いづらそうにリモコンを押す。そして画面に整備中のアッシュが映ったのだが、
「な・・・何なんですか!?」
一番先にマヤが声を上げる。アッシュに見たことのある企業のロゴマークが入っていたからだ。
「あなたたちの活躍を見て資金提供したいっていうスポンサーが集まってね・・・。」
「俺、ここの胃薬使ってる。」
アサギが腹を押さえて言う。どうやら世話になっている薬の製薬会社がスポンサーらしい。
「あたしの焼肉屋・・・。」
タマキが呆れて言う。女子なのに焼肉屋なんて、それは納得がいかないのもわかる。いや、
そもそもスポンサー自体おかしいのだが・・・。
「私の…………ゲーム会社…………」
ブラック6には有名なゲーム会社のロゴが映っていた
「取材のカメラも入るから、出来るだけ、カメラにロゴが映るようにしてね。」
『はあ!?』
「私たち、見世物じゃありません!」
ケイが抗議するのも無理はない。命懸けの戦いをこんな形で評価されては・・・。
「機関を認知してもらうためには、仕方ないのよ・・・。」
スズカゼがスポンサーに納得しなさそうな顔で言う。しかし・・・
「了解しました! あの、自分のアッシュに絵とか描いていいですか?」
イズルのみやる気満々だった。
「いいわけないだろ!」
「どこまであんぽんたんなの!?」
「バカ……………」
チームのみんなにツッコまれたイズルであった。
続く
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