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SAO─戦士達の物語
GGO編
八十九話 Arms
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けど、普通は放物線で進む炸裂弾を水平に撃ったり、色々凄い事出来る銃だよ?」
「ふーん……って、20o弾専用弾なのか」
弾丸をタッチしつつ言うリョウに、アイリは頷く。

「その銃の目玉だよ。銃の上の所に、スコープ見たいのが有るでしょ?それの中に、望遠スコープと赤外線暗視装置……それにFCS(射撃管制装置)が付いてて、レーザーで攻撃目標までの距離を測ってくれるの。それで発射した20o弾が、相手に近づくと起爆して、破片で相手を倒すっていう……なんていうか、とにかく凄い武器なんだよ」
「ほほーっ、けどつーことは弾とかお高いんでしょう?」
「だから量産性が無くて……」
「開発停止と。なるほどな。けど、なんかその弾も沢山あんじゃん?」
銃の置いてあった箱には、整頓されたマガジンや弾などが詰め込まれている。幾らかは撃てそうだ。

「友達に聞いたんだけど、こういう武器の専用弾とかって、NPCショップで所有権持ってる人だけが買えるんだって。だから補充もできると思うよ?」
微笑んで言った彼女に、リョウはニヤリと笑う。

「へぇ……んじゃ、俺はこれもらおうかね……お前は、そっちの軽いのの方が好みだろ?」
「くれるの!?」
「お前がいなきゃ俺は今頃蜂の巣だからな。当たり前だろ」
「おぉー!ありがとっ!!」
心底嬉しそうにM8を抱きしめるアイリを苦笑しながら見つつ、リョウは後ろに視線を向けた。しかし流石に反対側の壁にまでそう都合よく物は無く……

「あったし……」
黒い鉄の塊が、開いたドアの端から見えていた。近寄り、覗き込む。
そこには……

「いや……こりゃ流石にギャグだろ」

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