第十二話 上田大尉!!どうでもいいがホークスしっかりしろ!!その十五
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しかし勝負は続く、次の言葉は。
「よし、若鷹優勝!」
「サヨナラで決めたぜ!」
「これも書けるぜ!」
「楽勝だぜ!」
二人は意気込んで書き上田は静かに書いた、そしてまた引き分けだった。
次の言葉もその次の言葉もだ、書いていって。
勝負は互角のまま続いていく、しかし引き分け続きだった。観衆もネットで観ている世界の日帝衆支持者達も苦々しげだった。
「とっとと負けろ!」
「何処まで粘るんだよ!」
「そこで負けろ!」
「日帝衆勝て!」
「上田さん頑張れ!」
「だからヒーロー応援しろ!」
「本当にこの作品主役に厳しいな!」
それこそがまさにこの作品の特徴だ。
「十二話までやって応援する奴一人もいねえって何だ!」
「ああ播磨灘は罵声と同じだけ凄い人気があったぞ主役!」
播磨灘は格好よかった、読者からの人気も圧倒的だった。この二人と違い。
「甲子園での巨人以上に人気ねえな俺達!」
「若鷹優勝って書いても舌打ちかよ!」
「ホークス優勝したからいいだろ!」
「作者も機嫌いいからな!」
まだクライマックスがある、そこで勝ってこその優勝だ。
「それでも俺達の扱い変わらねえな」
「作中でも人気ねえな」
「人気ねえっていうか罵声ばっかりじゃねえか」
「何処まで世の中に理解されないんだ俺達は」
「ヒーローは孤独っていっても限度があるだろ」
「四面楚歌どころか百面楚歌じゃねえか」
ファミコンのシューティングの一つの到達点だ、アーケードもだ。
「忍者くんも百面いったら凄かったけどな」
「ヨロイがまた強いんだよ」
「気絶させないと倒せねえし気絶してもすぐに復活するしな」
「攻撃の弓矢はビームみてえで」
「あいつ強過ぎだろ」
「ヨロイ出てから激烈にムズくなるんだよ」
ファミコン版よりアーケード版の方が難しい、アーケード版は獅子舞も怖い。獅子舞に激怒したプレイヤーは多いだろう。
「百面でもまた違う百面だけれどな」
「本当に俺達敵多いな」
「あと四面楚歌の語源の史記項羽本紀のこの場面は史記で最高の名場面の一つだぜ」
「作者もお勧めの場面だから読んでくれよ」
何気に古典の宣伝も入った、尚司馬遷の著作権は最初からない。
「とにかく最後だな」
「最後の勝負だな」
「最後どうなるか」
「ここで決まるな」
「最後の言葉は」
先生が審判役として言って来る。
「この言葉です」
「おい、何だよその言葉!」
「何でその言葉なんだよ!」
書いてある言葉は『反面教師』だった、この作品で最もよく出て来る四字熟語だろうか。
「俺達へのあてつけか!」
「本当に散々言われてるからな!」
「それなら聖人君子にしろよ!」
「俺達に相応しくな!」
「そのままじゃないか」
「なあ」
「こいつ等そ
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