プロローグ
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いし」
「はいはい分かりましたよ。まず、君の地球は滅びた訳なんだけどその中で運良く僕みたいな存在に目をつけられた魂がこの空間で実体化する。その時点で転生―――平行世界や並列世界で新しい生を過ごせる権利を得られる訳なんだけど、ここまではいいね?」
「……ああ」
「その運の良い存在は『暇を持て余した神々の遊び』に所属する神々が好き勝手に転生させる。勿論、転生特典を選んでだぜ?中には選ばなかった奴もいるが少数だけどね」
話がぶっ飛んでて色々気になるが突っ込まないほうがいいだろう。それに神々とか言ってるし、苛立たせない方が吉か。
「選ばれた百人はそれぞれの世界・・・何人かは重複してるけど無事転生した。君が僕の担当で連盟に選ばれた最後の一人なんだよね。質問はあるかな?」
「……まずは平行世界とか並列世界とやらは俺の知ってる世界ではないんだな?」
「その通りだぜ。漫画や小説が彼らの主な転生場所かな?」
「やはりか」
「そこで『原作遵守』や『ハーレム万歳』、『原作ブレイク』に『アンチ・ヘイト』などの様々なジャンルに分けられる転生者が犇めき合ってる・・・中には『俺以外の転生者は死ね!』みたいなやつもいるから気をつけるんだね」
過激な奴らか……SSでも見た事あるな。そう言う奴らは何故か強い能力を持っている。何らかの対策が必要だろうな。
「質問はいいかな?早速次に進むね。まずは転移する世界を選んで欲しいんだけど時間ないから僕が勝手に決めちゃうよ。その間に転生特典とか決めちゃうといいぜ」
「分かった」
〜〜〜考え中〜〜〜
「決まったかな?」
「ああ、東方風に能力を作る程度の能力だけでいい」
「思いっきりチートだよね。まあ、一つだけだし?何でも上げるなんて言った手前不可能なんて示しがつかないからOKするよ」
実はもっと頼もうかと思ったんだが……頼んどけばよかったか?彼女、太もものようだし。
「それを言うなら太っ腹だぜ?……取り敢えずこの魔方陣の上に立ってくれ」
……心を読まれているようだ。俺は言われた通りにヘンテコな模様の上に立つ。転送とかそういう移動方法なのか?
「これは一体……?」
「そうそう、さっき君達は運良く選ばれたといったけど君は例外だ。何が特別だったのかは自分で見つけてくれたまえ」
「は?」
「転生先は混沌極まる世界だ。では行ってくれ(パチンッ)」
彼女の手から音が聞こえてきた。すると自分の体が透けてくる……意識も遠のいていくようだ。
「そ…と…作はい
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