情報と真実とボス攻略手前
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×3の五体。しかし、レベルは四十九と安全マージンはかなりとっているほうだ。素早く背中にある両手剣を抜き、逆手に持ち変える。最近、自分には普通に持つよりも逆手に持ったほうが素手のコンビネーションがしやすかったため逆手持ちにしている。そして、壁を利用して弾丸のように飛び出す。
「うらぁ!」
そのまま両手剣を《ハンターネペント》の弱点である茎の部分に剣で斬り、一撃で葬る。その後、一匹の《ハウンド・ビー》が毒針で攻撃してくる。それを身体回転させながら避ける。そして、一度下がった間合いを前方宙返りをしながら踵落としを弱点である頭に当てて、一気にHPを四割減らす。そして、次はハンターネペントが腐食液を吐いてくる。ジャンプして避けるが床に当たり、跳ねたものが当たって、HPがほんの少し減る。
「ッチ!」
舌打ちをして再び、攻撃を開始する。今度は攻撃を食らわずに倒し、迷宮区の奥に進んでいった。何度か戦闘があったが、特に障害がなく倒せた。そして、ようやくボス扉の前に着いた。
「ようやく着いた。えっと……三十二層に着てから四日だったから……結構早いな、今回の攻略」
転移結晶を取り出し、ボス扉に手をかける。扉をゆっくりと押していくと、中が見えてくる。発光している木の実が部屋を照らし、その周りは木幹が幾重にも重なっている壁がある。しばらくすると、ボスが見えてきた。名前は《ザ・ビッグモス・キングJr》。ガの王の子供という意味だ。ボスは棘のような体毛に覆われ、頭に大きな角がある。そして体は芋虫のよう。簡単に言えば毛虫だ。さすがにあれだけ大きい毛虫はさすがに気持ち悪い。警戒しながらゆっくりと近づく。するといきなり体毛が伸びてくる。素早く後ろにとび、回避する。
「気持ちわりー攻撃だな。とりあえず、攻撃パターンを覚えて帰るか」
攻撃パターンは、一定距離に近づくと体毛を伸ばす。それを避けられると糸を吐く、そして遠くにいるときは、転がり突進の三パターンだけだった。他にないか調べてもなかったので転移結晶を使い、街へと転移した。
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