■■SAO編 主人公:マルバ■■
はじまり◆動き出す物語
第三話 自覚
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い消滅エフェクトの中から次の一匹が飛び込んできた。その鼻っ面を籠手の左手で殴りつける。驚いたことに籠手には当たり判定が存在するらしく、一割に満たない量ではあるがモンスターのHPゲージが減少する。
マルバが衝撃を受け止めきれずにたたらを踏む間にモンスターは再度攻撃態勢をとった。
再び腰を低く落とし、右手のナイフを腰に構える。スキル『リニアー』の構え。ぐおぉっと叫び飛びかかってきたモンスターをサイドステップで躱し、その横っ腹に刺突を打ち込む。モンスターのHPが残り一割まで減少した。
突進を躱されて硬直しているモンスターに背後から滅多打ち。モンスターはあっけなく砕け散った。
「はあ、はあ、はあ……っ」
この世界では必要ないはずの呼吸を落ち着かせようと、マルバは深呼吸する。もしこの世界で自分の生きる意味を見つけられるのなら、この世界でこんな馬鹿げたデスゲームをするかいがあると言ってもいいだろう――そんなことを考えながら。
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