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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-12 妖精の世界へ
Story12-1 仮想世界、再び
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レイヤーのステータスなら確認できますが、主データベースには入れないようです…………」

「そうか…………実はな……ここに、アスナが…………ママがいるらしいんだ」

「えっ…………ママが!? どういうことですか……!?」

「…………アスナは、SAOサーバーが消滅しても現実に復帰してないんだ。俺はこの世界でアスナに似た人を見たという情報を得てここにやって来た。
もちろん他人の空似かもしれないんだけど…………」

「そんなことが…………ごめんなさいパパ、私に権限があればプレイヤーデータを走査してすぐに見つけられるのに…………」

「いや、大体の場所は見当が付いているんだ。世界樹…………とか言ってたな。場所、判る?」

「あ、はい。ここからは大体北東の方向ですね。
でも相当に遠いです。リアル距離置換で50kmはあります」

「うわ、それは凄いな。アインクラッド基部の直径の5倍か。


…………そういえば、俺は何でこんなところにログインしたんだ?」

「さぁ…………位置情報も破損したのか、あるいは近傍の経路からダイブしているプレイヤーと混信したのか……何とも言えません」

「どうせなら、世界樹の近くに落ちてくれればよかったのにな。

そういえば、ここでは飛べるって聞いたなぁ…………」

キリトが首をひねって肩越しに覗き込むと、クリアグレーの翅が伸びていた。

「おお、羽根がある。どうやって飛ぶんだろ?」

「補助コントローラがあるみたいです。左手を立てて、握るような形を作ってください」

キリトがユイに言われた通りにすると、簡単なジョイスティック状のオブジェクトが現れた。

「えと、手前に引くと上昇、押し倒すと下降、左右で旋回、押し込みで加速、離すと減速となっていますね」







その後、キリトは練習をして操作を飲み込んだ。

「成る程、大体分かった。

とりあえず、基本的な情報が欲しいよな…………
一番近くの街ってどこかな?」

「西の方にスイルベーンという街がありますね。
そこが一番…………あっ…………」

「どうした?」

「プレイヤーが近づいてきます。三人が一人を追っているようですが…………」

「戦闘中かな? 見に行こうぜ」

「相変わらずパパはのんきですねぇ」

キリトは初期アイテムの片手剣を取り出して数回振った。

「うわあ、なんかちっちゃい剣だな。軽いし…………まぁ、いっか…………

ユイ、先導頼む」

「了解です」

ユイとキリトは移動を開始した。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
















リーファは
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