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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第二話 学校での謝罪
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は分かったが……まず、俺は銃はあまり使わなかったからな……大体短刀を用いての一撃で沈めてたし……)

銃を使う能力に関しては保留だな、と結論づけて授業に集中する事にした。
















学校での一日が終わり、全は買い物に出かける。

商店街などでの全の評価はなぜか結構いいものだった。

曰く「結構買い物してってくれるしね。態度もきちんと礼儀正しいし」らしい。

なるほど、と全は感心する。

やはり紗華は全の過去の為にあんな事をしていたらしいと確信を持てた。

全は買い物を済ませると、自宅に戻る。

「シン、紗華の奴、俺の為を思ってあんな事してたんだな……」

『そうですね……彼の口癖は「あいつの為に、俺にしか出来ない事だから」でしたから』

「そうか、いい奴だったんだな……ま、母さんが選んだから当然か」

シンと会話しながら全は買ってきた食材や飲み物などを冷蔵庫の中に入れていく。冷蔵庫の中もきちん整理されている事からも、紗華はとても几帳面な性格なのだとわかる。

「さて、一通りの食材は揃えたから……とりあえず、能力を試してみるか」

全はシンを手に取り、能力の一覧を表示させる。

最初の頃はこうやって自身の手で選択しなければいけないのだが、やり方を覚えれば頭の中で思考すれば即座に決めれる、というのはシンの言葉だ。

全としては一々こうやって選択するのは戦闘にも差し支える為、早くやり方を覚えていかなければいけないと思っている。

そして、全は一覧の中にある『小嶺 幸』という人物の能力を選択する。

すると、全にはわからないだろうが全の隣に幸の姿がうっすらとではあるが現れる。

そのまま、幸は全と一体化するように全の中に消えていった。

「これで、いいのか?」

正直全には何も変わった所はないため時間が湧かないのだろう。

『はい、確かに能力は使用されています。試しに台所に立ってみればどうでしょうか?』

「そうだな」

シンの言う通りに台所に立ってみる。

すると、脳裏にいくつもの料理のレシピやそのレシピに必要な材料などがピックアップされていく。

────なるほど、しかも冷蔵庫の中にある食材で作れるものだけを出しているのか……。

ここにきて、この能力の汎用性を改めて思い知った全は早速調理を開始した。




能力の応用性を把握しながらももう既に11時。寝る時間だ。といっても暗殺を生業としていた全にとってはこれからの時間が本領発揮なのだが今は子供。

眠気も出てくる。

「さて、寝るか……お休み」

そう言って全はお休みと机の上に置いている写真立て達に言う。

その写真立ては全部五つ
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