眷属と不死鳥
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おう。
「どうした?急に思い詰めた顔をして」
「……いや。なんでもない。
んで、悲しむ奴がいないなら死んだことにして新しく戸籍作り直すって手があるが……どうする?」
ぶっちゃけ、これ以外の手は取りたくないな。
つーかこれ以外にまともな案が思い浮かばない。
「私は構わないし、たぶんこいつは了承するだろうな」
「そうか。なら、俺ん家来るか?
衣食住は保証して教育も保証するが?」
「なかなかいい就職先だな」
「そうかい」
「こいつが起きるまで待ってくれ。
礼をいいたいからな」
「蘇らせた本人には無しかよ」
大袈裟に肩を竦めて言う。
「いや、感謝してる。
タイミングが掴めなくてな。
ありがとう」
「これほど礼を言うのが似合わん奴は初めて見たぜ」
「ふっ、お前は面白いやつだな」
「はっ、俺に惚れると火傷するぜ?」
俺の冗談に、ははっ、と二人して笑いあう。
まぁ、つかみはいいんじゃないかな?
ってと俺の愉快な仲間達(四大魔王命名)がもっと愉快になり、俺と不愉快な仲間達(貴族命名)がもっと不愉快になりましたとさ。
笑えな……
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