第七十話 爺と呼ぶなお兄さんと呼べ
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ブイモン[大輔]
大輔「ブイモン、何だそのバスケット?」
ブイモン[ヒカリからの差し入れ。食べてくれってさ]
大輔「そうか…向こうで食べるか」
ブイモン[ああ]
少しだけ、ヒカリに対する態度が軟化したように見える。
ブイモンはバスケットを持って、デジタルワールドに行く。
そしてデジタルワールドに行くとフェイトとはやてと賢が出迎えてくれた。
大輔「お、ギルモンに進化したのか」
ギルモン「おう、何か飯食ったら進化したぞ」
はやて「忙しいやっちゃな」
大輔「じゃあ、今日もダークタワーを…」
「少し待ってもらえないかな?」
全員【?】
振り返るとそこには一人の青年が立っていた。
賢「あなたは?」
ゲンナイ「私はゲンナイ。かつて太一達の冒険をサポートした者だ。大輔とは一度会っただろう?」
大輔「ん?ああ、確かに」
あの世界で確かにゲンナイと会った。
それを思い出した大輔はゲンナイを見遣る。
ゲンナイ「君達とは話をしたいと思った。大輔、賢。そして異世界…いや切り離されてしまった世界の選ばれし子供達よ」
賢「どういうこと…ですか?」
ゲンナイ「これを話すには何故、君達の世界にあるはずの場所がないことも含めて話さなければならないね」
大輔「知ってるのか?」
ゲンナイ「まずはこのデジタルワールドがブイモン達のような例外を除いて現代種のみのNEWデジタルワールド。そして二人のパートナーが暮らすような進化に適応出来た古代種のみが生きるOLDデジタルワールドだ。」
ホログラムを作り出しながら説明するゲンナイにチビモンが挙手する。
チビモン[私達の世界がそのOLDデジタルワールドで、お兄ちゃん達の世界がNEWデジタルワールドなの?]
ゲンナイ「そうだ。かつて進化と退化を繰り返し、絶対量を増やすデジモン達により肥大した“デジタルワールド”は自身の容量を越え、“デジタルハザード”による崩壊の危機に瀕していた。最悪の事態を回避するため、デジタルワールドのホストコンピューター・“イグドラシル”…デジタルワールドの神は世界を二つに分けた。進化や急激な環境の変化についていけない古代種の大半をOLDデジタルワールドに。進化や急激な環境の変化に耐えられる現代種がNEWデジタルワールドに移された。デジタルワールドからすれば今から何億年も昔の話だ…」
はやて「ちょい待ち。うちらのことも切り離されてしまったって言っとったよね?どういうことなんや?」
ゲンナイ「うむ、これはイグドラシルにも予想外のことだった。デジタルワールドを二つに分けたことでデジタルワールドに密接する世界である現実世界にも影響が出たのだ。」
大
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