第1巻 筆神との出会い
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だか知ってるのか?」
神話に出てくる幻の祠イザナギ窟ってとこらしい。
「イザナギ窟?」
百年前、白いオオカミ白野威を従えて怪物退治をした伝説の英雄イザナギを祀った祠だとか。
「へーこれが英雄の像ねぇ……」
なんかあんまり強そうに見えないのはなぜだろう?
どこに迷い込んだんだよとイッスンは言い始める。
「さあな」
そうとしか答えらんない。
ひどい荒れようだぜェ、剣なんかボロボロだとかあれじゃ神サマの加護もあったもんじゃないなどと象を見て言うイッスン。
「そうだなー、でも画龍で直せるんじゃないか?」
とりあえず俺達は像に近づき見上げる。また景色が絵巻物になった。剣の先があった所が塗りつぶされた。
剣が復活する。
やっぱりお前の仕業だったのかー!とアマテラスに叫ぶイッスン。
「いや、いまさら気付いてやっぱりはないかと……」
「そんな鋭い筆遣いが出来るたァお前一体……」
「あ、スルーっすか。そーっすか」
そんな事してる間に空が輝き星座が出てくる。
「ねずみっぽいな」
アマテラスが星を入れ、星が輝きだし、赤い隈取をした白いねずみがでてくる。腰に剣をを下げている。
ねずみは剣をくわえ引き抜くと、鞘より三倍四倍でかそうな巨大な剣が出てきました。
なんですか?あのねずみ。大剣士ですか?ソードマスターですか?そしてお前も四次元ポケット持ちですか。
ねずみは剣に乗ってぷかぷか浮かびながら話しかけてくる。
おお……我らが慈母、アマテラス大神とまあ、龍の神さんと同じような感じで挨拶が始まりましたよ。
相変わらず神様だからか古い言葉の使い方で……
退魔の剣舞を以って悪を祓う〜などと言って断神は断と書かれた光の球になりアマテラスの中に入っていった。
イッスン曰く断神は切り裂く筆業、一閃の神サマらしいです。
使い方間違えればめちゃくちゃ危ない筆業だなそれ……
なんかこれじゃあまるで大神白野威みたいじゃねェか!とイッスンは叫ぶ。
へーとイッスンの話を聞いてると、何だか体がむずむずするような……
「!?兄ちゃん、その光は?」
「は?」
なにやら胸が光ってる。むずむずした感じが強くなっていく。
気付けば空に向かって遠吠えしていた。
その瞬間、胸の光から一振りの刀が出てくる。淡い光を放ちながら黒い鞘に収められ柄には蒼い小さな球のついた赤い紐が結ばれている。
「な、なんだこれ?」
「胸から刀がでてきたぞォ!?どうなってんだ兄ちゃん!」
「いや、俺にも何が何だか」
すると突如声が聞こえてくる。
『……それは、白陽』
「だ、誰でィ!」
「この刀そんな名前なのか」
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