第1巻 筆神との出会い
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「とりあえず、木の根もとの光ってるとこ行ってみようぜ?」
ども、イッスンとの追いかけっこを終えた久桜です。
今、隣に息切れしたイッスンがいます。
「ぜぃぜぃ……何でそんなに元気なんでィ」
「さぁ?」
正直俺自身も分からん、体が狼になったせいか身体能力上がってるみたい?
とりあえずイッスンをくわえて背中に放り込み、寝ているアマテラスを呼ぶ。
今気付いたけど、アマテラスの歩いた場所って植物生えんのね。
さすが神様やーと思う。
俺達は光の中に入ると。
村にこんな場所あったっけェ?……ともかくここは用心して行こうぜェ……とイッスンは言う。
「そうだな」
「そこの兄ちゃんはともかく、お前はボケーっとしてるから心配なんだよなァ」
「少しわかるぜ、アマテラスはなんだか放って置けねぇ感じするしな。さて、行くか」
そして少し先に進むと壷が並んでいて、イッスンがこりゃあ壊しがいのある壷だとか言い始めた。お前破壊衝動でもあるのか?と思ったら中にいいもん入ってるかもしれねぇとアマテラスに頭突きするように言い始めた。
おいおい、誰のかわかんない壷を壊して中のもの盗るだぁ?そりゃ完全にアウトだろ。おまわりさーんここに強盗豆?がーってこの世界おまわりさんいんのか?
横にいたアマテラスがいないと思ったら壷壊し始めていて、中のものは壊したアマテラスに集まっていく。
吸引力の変わらないただ一つの掃除k……さーせん。
集まった金はイッスン回収。
「っておいいいい!誰のかわかんねぇもん盗ってんじゃねぇ!」
「先立つもんは必要だろ?オイラ達無一文だぜィ?」
俺はこの世界に来たばかり、確かに金がねぇ!
「っぐ!し、しかたねぇ。ありがたく頂戴していくぜ!!」
ガツンと頭突きして壷を壊す俺、イッスンは集まった金を手際よく回収して行く。
「景気よくやったな大将!こんな調子で壊せるモンはどんどん壊していこうぜェ!」
「おうよ!」
なんかずるずるとイッスンによって悪い方向に進んでるような気がする。
すべての壷を壊し、先に進むと壁に突き当たった。低めの崖になってた。
崖の上になにかある。
オイラの勘がお宝のニオイを嗅ぎ付けたぜェとかいきなり言い始めるイッスン。
イッスンお前、旅絵師より泥棒の方が向いてねぇか?
そう思ってるとアマテラスはジャンプして壁を蹴り、崖の上へ。
すげーアマテラス。壁ジャンプできんのか。
「なにぼさっとしてんだィ!兄ちゃんも上がってきなァ!」
いつの間にかアマテラスに移ってたイッスンが叫ぶ。
俺は思い切って飛んで見ることにした。
結果、壁ジャンプできました。すげーな俺、どうなってんだ?
なんかイッスンが高
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